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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

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顔合わせを終え、更にヨタ話。

こんにちは。小林です。
季節はすっかり春になりまして、桜がようやく桜らしい季節に咲くことができましたね。

さてさて、一昨日次回公演の顔合わせを無事終えることができました。つつがなく平穏無事でございました。いや、むしろ顔合わせの段階で戦々恐々とするなんて、私には想像ができませぬ。ハハ!

前回の旗揚げ公演に比べると、人数はやはり少ない。ですが、先週に客演を終えたインハイスに比べると、ちょっと多いので、私は逆に「少ない」とは思わなかったわけでございます。

遅れましたが、インハイスの公演にご来場して下さいましたお客様方々、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。是非とも、我らが獣の仕業もよろしくお願い致します。

最近の私は変わった夢を見てます。というか記憶に残って「変なの」と思ったものなのですが、二つあります。
一つは、あの日本共産党の志井委員長と将棋を指してました。場所は喫茶店で、恐らくドトール。
志井委員長には、なんというか特別な思いがあるわけではないのですが、いや本当に何故あなたが?という感じです。
ま、ま、ま、それはまだよいとして、これが卑怯なんですよ。
どう卑怯かというと、いきなり成り駒を差してくるわけです。
この表現が合ってるかは分かりませんが、とにかく取った駒を裏返してくるわけです。馬やら龍をバンバン布陣の中に打ってきて、あっと言う間に詰み。
「ひでえ!」と言っても本人は悪びれる様子もなく、「私たちの党ではこうしてます」とのこと。なんだかグウの音も出ず、奥歯を噛みしめてしまいます。
これは志井委員長がどうと言うよりも、私自身に問題があるのでは、と思ってしまいます。
まあ何はともあれ、夢でよかったです。いろんな意味で。

というか、将棋って難しいですね。チェスは取ったら終わり。将棋はよみがえる、というよりも寝返る。
大学で敬拝していた社会学(哲学・思想)の教授によると、チェスと将棋は近代社会と原始社会を表しているそうです。
ドゥルーズの原始領土機械というテーマで扱ったのですが、徹底的な平和を望むのは徹底的な殺戮・制圧を生むものである、と。近代社会は、平和を脅かす存在に対しては徹底的な駆逐を行い、それは見事に残虐なる社会の形成に寄与する。
元来人間を含めた生物は戦います。それはじゃれ合うと言う方が適当で、犬もライオンの子も兄弟でじゃれ合う。じゃれ合うということは、もちろん単独ではできない。じゃれ合いが発展したものが戦いであり、それは殺戮に至ることはない。
原始社会では他部族・もしくはその共同体の中で戦う。彼らはそれを、ただ小突き合うだけの遊びと無意識的に認識しています。戦いの相手が傷つけば戦いをやめる。戦いは彼らにとって遊びであるから、それ以上の攻撃をする必要はないのです。
一方、近代社会は平和という大義名分の元に、とかく悪を根絶やしにし、どんなに乞われようともその命を奪う。それこそが民衆にとっての平和になりますから。
いわゆる野蛮人と呼ばれる原始社会の住人よりも、近代社会の住人の方が遙かに悪と呼ばれるにふさわしい。
そんな両者が対峙したとしても、前者は遊びのつもりなのだから、負けるのは必至。それがインディアンやアボリジニーなどの先住民が駆逐された所以だと彼は言います。。

確かに原始社会には贄などの習慣はあります。ですが、それは彼らの信仰心・風習によるもので、決して殺戮ではありません。今の、原始人は野蛮であるという短絡的な思い込みは、間違いなく、彼らを駆逐したことを正当化するために、近代人らが自ら謳い継がれたものであります。
そして近代人は、平和という大義名分に身を隠し堂々と殺戮を行っているのです。

日本の将棋と西洋のチェスは、なにも国土的な話ではなく、その似ている二つのボードゲームの中には消された命と再度与えられた命の実話が内包されているのです。


というようなことを教わりました。私の考えというよりも、印象に残った話でした。
まあ、最近面白きことが書けないので、いっそと思い書いた次第でございます。
乱文だとは思います。お許し下さい。


いやぁ、夜桜の綺麗なこと。

ではでは。あっ、あとこれからは更新は週1くらいのペースになるかと思います。
どうぞご理解の程よろしくお願いします。

では、おやすみなさい。
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『機織淵の龍の華』ご来場ありがとうございました、などなど

inhighs_demo.jpg お久し振りです。大久保です。
いやはや、DramaticCompany Inhighs『機織淵の龍の華』御来場頂き、誠に、誠に、誠にありがとうございました!!
 今回は非常に沢山の方に見に来ていただきまして、感謝のきわみでございました。
ご覧になっていただいた方は分かると思うのですが「いい意味で」重くのしかかる・ぐっと暗くなる・なんか分からないけど涙が出る、ドシリアスな芝居だったのですが、実は稽古場はかなーり和気藹々としております。
 ←こんなオブジェを作って「機織淵やー!」とはしゃぐ小林、
 稽古場で寝ても許されるほどに不動のアイドルの地位を獲得した手塚、
 天使説が浮上した大久保。
 獣では見られない意外な一面(自分も含めて)を見ることが出来た公演でした。

 やはり、Inhighsのパワーあってのことなのかしらと思ったりしている今日この頃です。
 ひとのこころを、いいもわるいもなく、むき出しにするのですね。
 個人的には。はやくそっち側に行きたい、 と心がメラメラするのでした。

 さて、獣は夏に向かってまた走り出しました。
 第二回公演「女は鎖、男は愛を潰す」。小林龍二の脚本演出ですが、さてどうなることやら楽しみです。大久保は役者として出演いたします。手塚さんと藤長さんは以前に増した女優魂を見せてくれることでしょう、こちらも乞うご期待です。詳細が定まり次第、ブログとHPにてご紹介します。
 今日は池上本願寺に桜を見に行き、甘味「あらい」で桜あんみつ。山から見る桜の一望にどきどきして帰れなくて名残惜しくて、30分くらいぼんやりして、日が暮れる前に帰ろうと池上会館の階段をふらふら降りたところで、高校時代の部活の顧問の先生に遭遇しました。なんたる運命。
 そのまま流れるように喫茶店へ行き、茶をしばいて来ました。
 あのことの自分は、周りの大人はすべて敵だと思っていましたが、気付けば私も20代。不思議なものです。先生はお変わりなく、嬉しかった。
 春が来ましたね・・・。

ハクビシン電線渡り よく捕まる

小林です。
昨日更新したものに、またタイトルを付け忘れてしまいました。

「no subject」

なんと不躾な!色気なし!

申し訳ありません。
あぁ。私の場合内容を書いてからタイトルをつけるので、昨日のようにバァーと書くと、内容を確認して「書けた書けた」と思ってそのままアップしてしまうのです。詰めが甘いです。

しかし自分の携帯、変換機能がおかしくなってきてます。
「タイトル」→「炊いとる」なぜ関西弁!?
「詰めが甘い」→「爪が甘い」なんか色っぽい。

えっと、炊いとる…また!今回のタイトルについて書きます。

私の家の、ベランダの前にある電線を時々ハクビシンが歩いていきます。電線の上を。
本当です。「これホンマやでぇ」なんたる言葉使い!ビシッ。

最初に見たのはもう二年近く前になりますが、見た時にはハクビシンという存在を十分に認識しておらず、
「え?ネコ?え?顔は犬?え?シッポはキツネ?いやネコ?え?でも顔は犬?ひゃあぁー!」
と見事にメダパニ状態で、結論として自分はもう長くないと思いました。
「そうか、あれは見ちゃダメだったんだ。ヌエかなあ」とかなんとも、ムニャムニャ。
その翌日六本木ヒルズだか東京ミッドタウンだかで警官との大取物を繰り広げたのがハクビシン。

そしてしばらくして、また電線の上で何かを見たその翌日、ハクビシンが東京の区内で、ネコと共にコタツでぬくんでいたというニュースを知り、ようやく自分はハクビシンを見たのだと知ったのです。

当初自分は長くないと思ったと書きましたが、結局公演の本番が近かったのでそんなこと忘れていたのです。
まあ死なないでよかった。

でもハクビシンって最近よくいるらしいですね。噛みついたりするので、通報した方がよいらしいです。
でも「うちの前に今ハクビシンが!」
「あなたのおうちどこですか?」
「東京の、あー!行っちゃう行っちゃう!早くしてー」
「いやだから、」
「あ、すいません。見えなくなりました。えっと、嘘じゃないですからね。」
「・・・」
「本当ですホントホント!」
「あなたを特別公務員の公務妨害罪(?)で逮捕する。」
「ひぃああああ!!やみてー!」

なんてことになるのではないか。
まあ逮捕はされないと思いますけど、ハクビシンの奴、意外にすたこらさっさと歩くので、ちょっと難しいような気がします。捕獲してもらうのは。
というより、やはり呆気に取られてしまうのが現実なのです。


さてさて、二日連続の、インハイスの小屋稽古が終わり、とうとう明日からは仕込みでございます。
気張って参ります。

では、おやすみなさいまし。

(no subject)

ご無沙汰しております、小林です。
いえ、本当に滞ってしまいましたね。色々なことがありました、ということでこの場は収めてしまいます。

ご報告も色々とあり、まず第一は獣の仕業の第二回公演の脚本・演出をすりことになりました、ということです。
大学の時に二回ほどした「作演」ですが、まさかまたすることになるとは。脚本は四年ぶり(!?)で演出は三年ぶりでございます。こう、改めて思うと、昔は若さというか、とにかく何も知らないままやっていたのだなと思います。「穴」とか「双子」とか「スローモーションで死ね」とか、今では笑い話でございます。

本当に、それからたくさんのものからたくさん学べたのではないかと思います。そんなこんなで、今の自分ができる最高の芝居にします!と、抱負。タイトルは「女を洗う(仮)」から「女は鎖、男は愛を潰す」に決まりました。

さてさて、もう一つ。
今週末に(急でござる)うちのあひる隊長(主宰)の所属するインハイスという劇団の公演が阿佐ヶ谷であります。ここでも、多くのことが学べております。
Dramtic Company Inhighsというのが正式名称です。Companyとありますが、法人ではありません(笑)
阿佐ヶ谷のプロットにて
第5回公演「機織り淵の龍の華」
28(土)13時~ 16時~ 19時~
29(日)13時~ 16時~
開演で行います。チケットは2300円でございます。
開場は開演の30分前でございます!お時間のあります方、お越しをお待ち申し上げます。


今日は新宿で衣装としてバレエシューズを買いに来ました。chacota(かな?)という所で、店に入ろうとしたら女性のマネキンがバレエの衣装を着ていて、「お前のような者には縁遠いだろ、ふはははは」と言われたようで、「なにくそ!マネキンの分際で!」と意を決して店内に入る。「どうだ、侵入したぞ!」とマネキンに一瞥するも、どうやらシューズは違う階にあるそう。結局すごすご退散。
シューズ売場に入るも、やはり大奥に入ってしまったような気持ち。何も悪いことをしてないのにいたたまれなくなるのは、デパートの高級紳士服売場をうろつく時と同様。

シューズを選んでいる時に思い出したのは「こち亀」で両さんが最強のバーコードを探すために高級女性下着店に入ったことでした。

かくして購入。逃げるように店を出てラーメンを食べに行き、ひと心地。今はSegafredoというところでエスプレッソを飲む。うむ、うまい。タリーズの泥のように濃厚な苦みのある方が好きだけど、まあとにかく濃くて苦ければよいのです。
「オェ」ってなればよいのです。

さて、これから入院している犬を見舞って小屋稽古です。来週からはようやく社会人になります。と、さりげなく(笑)

ではでは。またネット上でお会いしましょう。

稽古がはじまる。

最近すっかり小林の個人ブログと化してきてるので、それを止めるべく書きます。
首都圏に1人は居てほしい、獣の仕業ファンの皆様、ごきげんよう。手塚です。

獣の仕業第一回公演から早一ヵ月半。
この一ヵ月半はすっかり普通のOLライフをエンジョイしていましたが、今週からまた稽古がはじまりました。
とはいっても、獣の稽古じゃありません。
この度客演をすることになりました。
inhighsさんという団体さんです。獣の主宰、大久保が獣とは別に所属している団体です。
そこに、手塚・小林、そして獣にも出演してくれた水川さんが出演することになりました。
あ、もちろん大久保も出ますよ。
今日はその初稽古でした。
獣とはまた違った感じで、色々と勉強になることばかりです。
近々獣webに公演詳細をアップしますのでこうご期待。
って、他劇団の稽古日誌になってしまいました(笑)
もちろん獣の仕業本体も水面下で動いてますよ!
夏には公演が行われることが正式に決まりました!
皆様にお知らせ出来るようになるのは春頃でしょうか?
それまでブログやらでちょこちょこ情報は出してきますので、皆様チェックを忘れずに!

ではでは、今日の担当・手塚がおつたえしましたー。