空騒ぎ出演者紹介その4 愛をふりまき哀もぶつける男!俺の名は西荻小虎!!人間だ! 次回公演 2014年07月11日 0 こんにちは。小林です。「空騒ぎ」出演者紹介のアンカーを務めさせていただきます。さあ、こちらトリをおさめます、その名は西荻小トリ…失礼、西荻小虎氏です。ここでいきなりプライベート的な話をかましてみましょう。西荻と私の、最初の出会いは稽古場でした。当時は前回公演「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」再演の稽古中で、立夏経由でいらっしゃいました。そこで彼はダメだしを爽やかにしていき、しかし「稽古がありますので!」と、風のようにいなくなったのでした。「な、なんだったんだ・・・」それが彼との最初の出会いでした(笑) 「よ。俺が小虎だぜ」次に会ったのが、先述の、「稽古」をしていたsolty rockという劇団さんの劇場「兎亭」。本番を観にいったのですね、ここが二度目の邂逅。この時が凄かった。彼は演出だったので出演はしていなかった、それなのに、後説が終わったら突然バック転!!!なぜバック転、なんだかそれまで観た芝居をすべてかっさらうかのように、演出がバック転。。。ビビったと同時にうらやましくなったもので、後ほど彼に「なぜしたの?」と訊いたところ「だって面白いじゃないですか」みたいな原初的な理由、、、だった気がします。「ああ、変態が1匹・・・」ということがあり、更にその終演後は、どういう訳か立夏、手塚、小林という3人だけが残ってお祭り騒ぎでした。小虎「獣さん、こんな感じでしょ!カーンカーンカーンカーン!(←「群集~」の電車のマネ)」小林「ちげえよ、こうだよ!カーンカーンカーンカーン!」小虎「こうですかぁー?カーンカーンカーンカーン!」小林「ああ!むかつく!」伊織「ノックはこうですか?先生!先生!(←「助ける」の小林のマネ)」小林「こうだバカもの!先生!先生!」※この伊織さんというのは、伊織夏生さん。solty rockの代表さんです。!!やんややんや!!やんややんや!!と、他人様の劇場で大騒ぎをして去ったという訳です。お邪魔しました、ありがとうございます、と改めまして。そして、次に小虎とちゃんと会ったのが、舞台芸術創造機関SAIでした。こちらのブログでも紹介しておりました団体さんです。獣も以前に参加した「まめ芝 其の伍」というイベント。今回は「其の陸」として「車曳」に参加したのです。まさかまさか、そうして共演するとは思いもしませんでした。二人とも、ゾンビとして出ました。どうやら生きてちゃあいけない存在だったようですね。にこにこ。 「わたしはかもめ…」その公演の際、「獣出ない?」と事あるごとに言い、「だって6月本番だもん!」と言っていた彼が、どういう訳か出ているのです今回!小虎という人は、たぶんすごく理論的であり感覚的であり、その実、まさに珍しい、美しさを兼ね備えているように見えるんですね。写るんですね。普段ですと、「こうですかあー?」ととにかく稽古が嫌い。ちょこちょこネタを入れる。バレなければやる。その強靭な「遊び心」たるや。ちゃんと適当。無感情。ロボコップ。しかし嘘がない、鋭きメス。切れるナイフ。立夏曰く「風邪ひいてるぐらいがちょうどいい」ら・し・い… 「虎から猿へ"斉天大聖"」さてさて、せっかくトリですのでもうちょっとだけ。これを書いていませんでした。西荻小虎氏は、劇団EgHOSTの代表なのです。2014年2月14日、バレンタインデーとともに生まれた劇団。また8月に公演をおこなうそうですよ。→http://eghost-love.jimdo.com/っ!!次回公演の情報を見ましたところ、はい、横山大河さんも出演するそうです。リアルに驚きましたよ私。はい。ちなみに、小虎氏の演出方法ですが、獣で披露してくださいました。 立夏に「やっぱり役者っていうのはさ…」「苦しんでこそ輝くんだ!!」 突如飛出し、手塚に四の地固めを決める叫ぶ手塚、手伝う藤長(おいおい)「あばよ!!」 残像となる虎。たもとには茫然自失の手塚。なんという愛しき哀さて、獣の仕業、これにて出演者紹介は終わりです。とうとう来週本番です。皆様のご来場、お待ちしております。ありがとうございました。小林「苦しんでこそ輝くんだ!!」 「劇場で僕と握手…」 PR
「空騒ぎ」稽古場日誌 その2:総集編 次回公演 2014年07月10日 0 間もなく本番打ち上げカウントダウンです。発射!立夏です。前回の稽古場日誌から随分間が空いてしまいました。その間には出演者紹介などで皆様にはお楽しみ頂いたことと思いますが、「稽古場日誌は不定期更新で!」とは言ったものの…流石に空きすぎましたね、申し訳ありません。その間も獣の仕業ではミッチリと、稽古を進めておりまして稽古も残すところあと2回!となりました。出演者にも緊張の色と武者震いが起こりつつある中、今回は今まで撮り溜めた写真で稽古を振り返りたいと思います。 今回主演を務める二人、雑賀(左)と小林(右)です。チラシにもドアップの写真が載っている二人ですが、それ以外の配役発表もすでにこちらの記事でさせて頂いておりますので、ご興味のある方はぜひご覧になってください、そちらでは簡単な物語の人物紹介もしております。さて、このシーンは後半のとあるシーンの稽古中の写真です。良い感じに伝わらないのがまたいいですね。ここでは二人がある「約束」をします。どんな約束なのかは、劇場でのお楽しみとさせてください…。 ちなみにチラシはこちらです。 同じ日の稽古場の西荻小虎氏。首の周りモフモフがかっこいいですね。氏の稽古着はいつもカッコイイので私の毎週の密かな楽しみのひとつです。服はさておきそれ以外も彼はやることなすことキマってますよね。あ、違法な方ではありません。彼のソニック&ソリッド加減が中毒になってきたのでぼちぼちPCの壁紙を西荻さんにしようかと思います。上の写真もバッチリ指さし確認がキマっておりますが、意外にも休憩中です。共演者に「お前、ちゃんとしろよ」と言っているとか・いないとか。 西荻さんの配役発表ボツ写真。ボツ理由:キマりすぎているため こちらは全員集合?な写真です。多分ひとりふたり見切れていますが、それはそれです。ここは写真中央に写っております横山氏が牽引するシーンです。彼の声質は雑賀がこちらの記事で「春風のようだ」と喩えていますがまさにそうです。(これは以前何処かでも書いたかも知れませんが)演出としては比較的、座組の声質のバランスを気にする方です。全員一緒の感じも良いですし、それぞれに個性があるのもまたいいですが、横山さんの声質は今までの獣に出演された方にはいなかった質で、良く通り・良く「抜け」てきまして、これにはいつも大変助けられています。横山さんを知っている方は勿論、初めましての方も上演を見たらすぐに「ああ、あの人が横山さんだな」と分かるかと思います。 稽古場が変わりました。佐藤さん(左)と遠藤さん(右)です。みなさん仲良くされているのですが、お二人は波長というか・ノリが似ていますね。お互いが相手のペースに合わせるタイプなのか二人がサシになるとお互いにカブせ合って同じ行動を良くしているのをお見かけします。そして二人ともどうにも優しいというか、「イイヤツ」属性ですね。誰も皆優しいんですが、ツンデレだって愛の鞭だって優しいわけで、それに比べると二人は会話といい芝居といいとにかくマイルドですよ。稽古中ちょっと二人には「クドい」だと「ダサい」だの言い過ぎまして二人のクドい袋とダサい袋がそろそろ満杯になりそうな予感がしなくもありませんので、無事に本番が終わり打ち上げとなった暁には二人に胸焼けするほどの「爽やかだ」と「格好良い」を伝えて差し上げたいです。(どちらがどちらなのかは特に理由はありませんが伏せておきます) 佐藤さんの紹介記事の為に撮った写真。一番頑張ったショットなのに何故か使われませんでした。 今回の女優陣です。雑賀(奥のしましま)、藤長(中央)、手塚(手前のおみあし)ですね。藤長さんが脚本に何かをメモしています。みんなメモは書きますが、藤長さんは特にメモ魔です。あとは字が凄く小さいです。他の人はまあまず読めません。どこの稽古場でも多分あるあるかと思うのですが、うちではよく昔書いたメモの意味が分からなくなって「ここに私が書いた『ガッ、ずばーんってする』ってなに?」と言う会話が起こります。 「『ガッ、ずばーんってする』ってこういうことで合ってますかね?」では最後に今回の主演をごらんください。 配役発表ボツ写真小林版 ボツ理由:こういう役ではないから 獣の仕業第八回公演「空騒ぎ」 The Act of Beast 8th Stage [Much Ado About Nothing!]日時:2014年7月19日(土),20日(日)19日(土)15:30/19:3020日(日)13:30/16:30チケットご予約フォーム 皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。
「空騒ぎ」[Much Ado About Nothing!] 配役発表! 次回公演 2014年07月06日 0 お待たせ致しました。今月7/19,20(土日)に上演される獣の仕業第八回公演「空騒ぎ」[Much Ado About Nothing!] 上演直前!配役発表です。役者の素の写真と「役」の写真とともに配役を発表いたします。すでにご予約された方は予習に、またこれからの人もご興味を持っていただけるかと思います。※なお、配役発表とともに役の設定なども簡単に紹介しますので若干のネタバレ要素を含みます。前情報なしでご観劇されたい方はここでUターン!推奨です。さて、焦らすのはこのあたりにしまして、さあ!踊りましょう!!小林龍二 トビト軍人、領主朽ち葉の部下原作役名:BENEDICK「ああ、まだ生きていたのか、高飛車女!」雑賀玲衣紅葉(こうよう)知事の姪、ヒイロの従兄弟原作役名:BEATRICE「高飛車女は死にたくても死ねませんの」 遠藤昌宏(MacGuffins)クロハ軍人、領主朽ち葉の部下原作役名:CLAUDIO「なあ・・・トビト、君は知事の娘には注目したか・・・?」横山大河朽ち葉(くちば)トビトとクロハが仕える領主原作役名:DON PEDRO「一等必要なのは私の快諾だ。この場合、役に立つ事が肝心だ」手塚優希ヒイロ知事の娘、紅葉の従姉妹原作役名:HERO「紅葉にもいつかきっと似合いの夫が現れるよ!」藤長由佳デイジーヒイロの侍女原作役名:MARGARET「ああ神様!どうぞいい踊り手さんと組ませてくださいまし!」佐藤辰海野茨(のいばら)朽ち葉の義理の弟原作役名:DON JOHN「俺を塞がせる種に果てしがないのだから自然、塞ぐのにも切りがないんだ」西荻小虎(EgHOST)コンラッド野茨の子分原作役名:CONRAD「野茨様、ちったあ道理を聞き分けなきゃあいけませんよ」写真だけでものすごい圧力でした・・・さて、公演もまもなく上演です。迫真の喜劇、鋭い身体、千本桜ホールに恋の熱風を起こします。ご来場お待ちしております! 獣の仕業第八回公演「空騒ぎ」 The Act of Beast 8th Stage [Much Ado About Nothing!]日時:2014年7月19日(土),20日(日)19日(土)15:30/19:3020日(日)13:30/16:30チケットご予約フォーム
空騒ぎ出演者紹介その3 心にふんわり風吹かす!みんなのアイドル横山大河 次回公演 2014年07月04日 0 はじめましての方もまたお会いしましたねの方も、改めまして団員の雑賀玲衣です。どうもです。7月になりました。夏ですね。本番まで一ヶ月をきった獣の仕業の稽古場には、汗がきらきら飛び交っております。今年も、暑い夏になりそうですね。熱い夏にしますよ。獣の仕業第八回公演『空騒ぎ』出演者紹介、三人目は横山大河さんです。よこやまたいが、さん。寅年うまれだから、タイガーさん、なのだそうです。素敵ですね。 トラのようにシャン、と胸を張った立ち姿がまた素敵。ぐっとして、はっとしちゃいますね。横山さんはとてもストイックで真摯なお方。真面目に、誠実に稽古に取り組むそのお姿に、私も!!、と背筋がぴんっとします。とっても、大切なことを、あたりまえのように大切に出来る方。素敵ですね。ぐっとしてはっとしちゃいますね。 横山さんが一言喋るたびに、また、ちょっとした動作をするたびに、稽古場にふわりと風が吹きます。今までの獣の仕業の稽古場では感じたことのない風です。特に声が、とても魅力的だな、と思っています。独特のすうっとどこまでも突き抜けるぬくもりのある声は、きっと客席にいらっしゃるお客様方へもすとんと届き、じんわりしみわたるのだろうな、と感じております。今回、シェイクスピア喜劇という獣の仕業にとって初めての空気感を作るにあたり、作品全体を通して横山さんのそよがせる風に何度も優しく背中を押していただいているような気がします。 そんな横山さんに稽古場のみんなはもう夢中です。虜です。横山さん、アイドル状態です。みんな(特に男性陣)は横山さんをいぢりたくて・ふりむかせたくて仕方ないのか、稽古場にはいつも「横山さーん!」「横山くーん!!」と野太い声が響いています。いちゃつくなよ男子ども。仲良きことは美しきかな。いいと思います! まさにアイドル!きゅんきゅんしちゃいますね!!獣の仕業第八回公演『空騒ぎ』、劇場で横山さんの風を感じてみませんか?いいもの見せます、そして魅せます!是非、皆様お誘いあわせの上、お越しくださいませ。雑賀
獣の仕業第八回公演「空騒ぎ」上演前のご挨拶1 次回公演 2014年07月02日 0 第七回「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」舞台写真立夏です。チラシに書かせて頂いた挨拶文をブログにも掲載します。すでにご覧頂いた方もいらっしゃると思いますが、Webを見て頂いている方にもご挨拶したいと思い、こちらにも転載させて頂きます。近日もう少し詳しくこの辺りを書かせて頂く予定です。---上演作品全体のモチーフは「仮面舞踏会」。原作にある仮面舞踏会の一幕、そのイメージを物語全体へも展開する。疾走感のあるダンサブルな身体表現を用いる。仮面のモチーフは心情描写として活躍する。私達は皆この世の踊り手。いくつもの仮面を付け替えて、四六時中気分次 第のダンスをしている。(あなたの愛したその人は、今日はどんな仮面を付けてあなたの前に現れるのだろう?)さて、今迄悲劇を上演してきた獣の仕業が「喜劇」にどのように挑戦するのか?と思う方もいるかも入れないが、何の事はなく、今まで通り、作ります。 物語の中で生きている人間が悲しみ苦しむのが悲劇であるのならば、悲しみもすれば喜びもし、苦しみながらも胸が高鳴るのが喜劇。悲劇と喜劇はコインの表裏。その物語が悲劇喜劇のどちらになるかは 物語の中の喜怒哀楽の割合、そしてトスされたコインが最後の結末でどちらの面を向くかと言う事だけだと思っている。 物語の中の人間たちが「必死に」生きている様子は悲劇でも喜劇でも変わらない。(だからコントのような爆笑や気軽に見れるポップさはどうかご期待されないよう。その代わり、いつもの獣の仕業の緊張感や熱量はどうぞ楽しみにお待ちいただきたく)とは言えせっかくの喜劇、そこは存分に原作の力を借りる。投げられたコイン、その軌跡は空高く、回転数は風のように早く、痛快で軽妙、何より恋の期待に心踊る・喜びに満ちている。 いつもよりも笑顔で・必死に、無様で格好悪くても、最高のコイントスを!きらきらと輝く表裏、その踊る様をどうぞご覧下さい。---獣の仕業 第八回公演「空騒ぎ」The Act of Beast 8th Stage [Much Ado About Nothing!]日時:2014年7月19日(土),20日(日)19日(土)15:30/19:3020日(日)13:30/16:30チケットご予約フォーム