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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

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群集出演者紹介!その2 水川美波

こんばんは。暑さも少し和らいで、秋の足音が近づいてきましたね。
ご無沙汰しております。藤長由佳です。

獣の仕業第七回公演「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」上演まで残り1か月、
短期集中連載、出演者紹介!のコーナーです。

お二人目はこの方、水川美波さん。
みずかわみなみ、さん。音の響きが美しいです。美しい波です。

 

この素敵な笑顔で、いつも稽古場を明るく盛り上げてくださってます。



そう、しみちょこコーンの味をわたしに教えてくれたのも彼女でした。
寡聞にして、しみちょこコーンというものを知らなかったわたしに、
激しい稽古の合間、彼女がそっと差し出してくれた一粒。
星形のコーンの穴から覗いた彼女の笑顔は、とてもまぶしかった…



話が脱線しましたが。



彼女がいると、稽古場がより明るく、活発になる気がします。
それは彼女の天性の明るさと、そして、上記のようなさりげない気配りのおかげだと思います。



 


身体表現がとても豊か。感情表現もとても豊か。
うれしいときは回り、よろこぶときは跳ねる。
彼女と一緒にいると、なんだか元気を貰えます。







水川さんとの出会いは、大学時代に遡ります。

演劇研究部、卒業公演での共演で出会い、

獣の仕業、初演の「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」への出演、

第五回公演「せかいでいちばんきれいなものに」への出演、と、

獣の仕業に力を貸していただきました。

(その様子はこちらからもご覧いただけます!)




初演の「群集」、そして第五回公演とはまたがらりと変わった、
舞台上の水川さんの姿を是非お楽しみに。
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群集出演者紹介!その1 年代果林

はじめましての方もそうでない方も、改めましてこんばんは。
団員の雑賀です。

獣の仕業第七回公演「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」上演まで残り約1か月、短期集中連載として本公演の出演者紹介を始めることになりました。


記念すべき出演者紹介おひとり目は、EgofiLter劇団員の年代果林さんです。ねんだいかりんさん、と読みます。本名です。素敵なお名前ですね。多方面で精力的に活躍されている方なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。



彼女を示す合言葉は元気!素直!!困り顔!!!
よい子のお返事ができるよい子。少年のしなやかさと少女の純粋さを持ち合わせた、困り顔の妖精。ネバーランドにきっとこんな子、いる。素敵ですね。




持っているものもいちいち可愛く、彼女が「ペットボトルのおまけについてたんですよ」と持ってきたリラックマのペットボトルホルダーの可愛さに、コンビニに走る団員多数。京急マスコットキャラクター「けいきゅん」がお気に入りのご様子。かわいいものをかわいい子が持っているのを見ると和むよね、としみじみ感じている今日この頃。けれど妖精さんだと思ってほのぼのして見つめていると、時折、地球の生まれた理由すら知っていそうな顔をしたりする。まだまだ底の知れない方。素敵ですね。


この、あざとさ!あざとかわいい!!なんだよもういいよなんでも買ってあげるよ!!


稽古中にもそのしなやかな身体と心で、豊かな世界を創り出してくださいます。今回、年代さんと同じ舞台に立ち、同じ世界で生きられる自分はとってもラッキーだな、とひっそりにんまりしております。


獣の仕業第七回公演「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」では、年代さんの性を超えた魅力と絶妙な困り顔がたっぷり堪能できますよ。
いいもの見せます、そして魅せます!
是非、皆様お誘いあわせの上、お越しくださいませ。


雑賀ちゅん

第七回公演 本番直前短期連載「出演者紹介!」のお知らせ

獣の仕業第七回公演「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」上演まで残り約1か月と目前に迫っています。

 そこで、このブログ上にて、短期集中連載として本公演の出演者紹介を始めることになりました。

 今週から9月の頭までにかけて、今回出演者の団員が、豪華客演陣+団員出演者の紹介を行います。

◆紹介順 ※()内は記事の担当者です
 その1:年代果林/EgofiLter(雑賀)
 その2:水川美波(藤長)
 その3:團野カヲル(雑賀)
 その4:雑賀玲衣(小林)
 その5:手塚優希(藤長)
 その6:藤長由佳(小林)
 その7:小林龍二(手塚)
---
 ※記事投稿順および担当者は予定です。
 ※予告なく変更になる可能性がありますのでご了承ください。

 担当者の個性で記事の雰囲気もそれぞれ変わります。魅力的な出演陣ばかりですので、公開をお楽しみに!

獣の仕業第七回公演
群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌
The Act of Beast 7th Stage
[The Requiem for my Crowds, my Monsters, and my Lives]

9/28,29(土日)
@荻窪小劇場

詳細は獣の仕業ホームページ公演特設ページにて!

ご来場お待ちしております。



脚本完成!

こんにちは。小林です。

脚本をたまわってから、悶々とする日々を過ごしておりましたため、
更新が遅れてしまいました。今後も、更新が遅れていくことと思います。
どうか、ご了承たまわれば幸いです。

さてさて、夏は一向に止まず、ただ夜は涼しくなり窓を全開にすれば落ち着いて寝入ることができるようになりました。
ただし、それはアイツがいないときに限ります。アイツとは、あの「プゥン」という羽音を耳元で奏でる血吸いの音楽家【蚊】です。アイツが部屋にたら、安眠などできようはずがありません。

私は、ちゃんとしたところを刺す蚊には、怒りも痒みも覚えないたちなのです。
「ちゃんとしたところ」と言うと、皮下に肉や脂肪がちゃんとある部分のことです。
しかしあいつらの中には、どうしてだか分かりませんが、私の、例えば指の第一関節や土踏まずなど、卑怯千万な箇所を攻めてくる輩がおります。おそらく蚊の世界においては、そのような部位はトロやエンガワ、サガリのように希少部位に位置付けられているのではないかと思います。そう、グルメな奴らがいるのです。
そんな希少部位を吸ったやつらは、きっとこういう会話をするのでしょう。


蚊夫「おい、蚊子、昨日、メガネが腹を出して寝ていたんだぜ」

蚊子「バカなやつね、寝ている最中にメガネを掛けていたこと含めて。で、へその横を吸ってやった?」

蚊夫「そんなとこを吸うなんてトーシロのやることだぜ」

蚊子「え?蚊夫くんは違うの?」

蚊夫「俺は土踏まずのあの薄いところを吸ってやった」

蚊子「やだ、かっこいい!」

蚊夫「だろぅ?あの辺りは脂肪とかが少ないから純粋な血が味わえるんだぜ」

蚊子「知らなかった、蚊夫くん、グルメなのね!」

蚊夫「どうだ、蚊子、俺と一緒に血小板の果てを見ないか?一緒に」

蚊子「もうどうにでもして!」

蚊夫「行こう、未来へ!」

蚊子「いやんいやん!蚊夫のえっち、のび太さんのえっち!」

小学校のプールへ飛んでいくインセクツ。。。


かのように、私はただただ彼らの餌食になっていることでしょう。
しかし私は蚊に対して甘んじているわけではありません。徹底的にやります。必ず、やっつけるんです。

もともと我が家には犬がいました。犬は蚊に刺されるとフィラリアという寄生虫に感染して死ぬ場合があります。
そのため私は、フィラリアに感染させないためにも部屋に誘い込み、ここを戦地とし、我が身を差し出してこれを殲滅せしめるのです。かっこいい俺。そして私はタオルケットを被り、特定の箇所以外を刺されないように防御し、汗を流し目標を誘います。「プゥン」という音が聞こえるまで耐え、聞こえた瞬間にバサッと起き上がり、近くの白い壁を探します。

「ほほー。立体的な線があるぞよ、なんというアイロニー!」

「でやあ!」

バシンバシン!

「ひゃっほー!」

なんなんでしょう、あの特殊な達成感は。安眠できる喜びを得て、意気揚々と夢への凱旋門をくぐります。

最近では、蚊取り線香が好きになり、部屋をもくもくさせております。ただ、風通しのよい場所に置くとむせます。けほけほ!耐えがたきを忍びます。私の夏は、完全に夏らしい、のですね。



さてさて、表題、脚本がすべて出来上がりました。

ある映画監督は「最高傑作はどの作品か?」という問いに「次回作だ」と答えたようです。そんな逸話があります。
獣の仕業もそうありたい、そのようにできるように当然、真摯に誠実に取り組んでいきたいです。

過去のすべての作品・物語を糧にするのではなく、踏み越えるわけでもなく、

この、心と身体に内包させ新しく、また彼らと作り上げていきたいと思います。


・・・与太話のあとに真面目になる。獣の稽古場は、今日もみんな元気です。ハロー。頑張ろうCQ。

ありがとうございました。


小林龍二

脚本たまわりました

こんにちは。
少しお久しぶりの、小林です。

今日の夜はちょっと過ごし易いですね。
こんな日は、外に布団を敷いて寝てみたいものですね。
冗談ではなく、実は以前より、外に人がいなければ、虫がいなければ、実行したいと思っているのです。朝露の存在は無視して、絶対に気持ちがいいと思うんです。

さて、先週の土曜日に、脚本をたまわりました。
それから、小林の寄り道ライフが恒例化したのです。
私は、家に着くと恐らく安心してしまうせいなのかは分かりませんが、さっさと寝てしまう習性があります。それも、風呂で湯船なんかに浸かるともうダメです。体の疲れが取れるというよりは気力・体力まで奪われてしまい、風呂を出た瞬間から既にラリホーマ状態です。

「ふごあぁぁ」

パタリ。

逝ってしまうのです。


家だとこうなってしまう私は、だからこそ台詞を外で覚えるのです。

ひたすら、ひたすら、ひたすら。

できれば国道に布団を敷いて、電気スタンドの明かりを頼りに覚えるのが1番いいのですが、そこはやはり無難に喫茶店やファミレス、ファーストフード店などでもんもんと覚えます。

頭からちょうどよいところまでを、繰り返し、ひたすら。
ちょっと進んだと思ったら、また戻って、反復します。


さて、台詞の覚え方は人によって違うようです。

①受験勉強のように、とにかく書いたり発音して覚える方法

②大きな声で読みまくる方法

③ICレコーダーで録音して、ひたすら聴いて耳で覚える方法

④暗記パンをイメージして食パンにジャムで台詞を書き、覚えたと思ったら食べる方法


それぞれ試した結果、
①は浪人・留年時代の受験や試験勉強を思い出して発狂。もうあの頃の僕じゃない。

②社会の窓を全開にしてやったら近所迷惑になって、隣人を愛した。

③読み方が単一なため棒読み度が上がって世間に懺悔した。

④覚えられていないこと多々で太った。やがてお腹をいっぱいにすることが目標になった。エンゲル係数が高くなった。食パンからクロワッサンに変えたとき大人だと思った。


そんなこんなで現在の方法を実施しているのであります。
現在の方法は、②と似ているのでしょうか。ひたすら読み、また目でも覚える、ということなのでしょうか。ただし、台詞を覚えることは大得意ではありませんので、とにかく頑張るのみです。


しかし、私が覚えている姿は端から見るとおかしいかも知れません。目が虚ろ、虚空を傍観しながら口をもごもご。これで瞳孔が開いていればオジーオズボーン。彼はまだ元気なのでしょうか。分かりません。こだまでしょうか、いいえ、めだまです。


さて、そんな話はもう流してしまいましょう。素麺が如くさらっと。
取り落としてもいいんです。下で溜まりますから。それを食べればいいのです。

だがしかし芝居は違いますきっと。グッと集中してちゃんと取るべき場所で、あるべきかたちで取り、つゆにも適度ひたします。もし落とすと、下にたまりますけど、でもそこにたくさん溜まってもお客さんには見えないんですよね。

だからして台詞も、こう、くっと溜飲させてしまいます。
言うは易し為すは難し、そして、王道はなし。

ジョージくん。
生まれたばかりで恐縮ですが、もし芝居をするなら台詞は覚えなきゃダメですからね
ご機嫌麗しゅう。

ところで私も王にしてもらえないだろうか?
石油王で我慢、光栄に存じます候。


石油。それは太古を生きた生物の血、肉、涙。
大地を吸い尽くし食らい尽くしましょう人間よ。あなたたちもきっとなるに違いない太古の油。ペスターという油獣。みずを由とする獣よ。

さあ繰り出して ガソリン給油して 未来果ての果て 現在へ!!


?小林龍二?