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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

空騒ぎ出演者紹介その4 愛をふりまき哀もぶつける男!俺の名は西荻小虎!!人間だ!

こんにちは。小林です。「空騒ぎ」出演者紹介のアンカーを務めさせていただきます。

さあ、こちらトリをおさめます、その名は西荻小トリ…失礼、西荻小虎氏です。

ここでいきなりプライベート的な話をかましてみましょう。
西荻と私の、最初の出会いは稽古場でした。当時は前回公演「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」再演の稽古中で、立夏経由でいらっしゃいました。そこで彼はダメだしを爽やかにしていき、しかし「稽古がありますので!」と、風のようにいなくなったのでした。

「な、なんだったんだ・・・」
それが彼との最初の出会いでした(笑)


「よ。俺が小虎だぜ」

次に会ったのが、先述の、「稽古」をしていたsolty rockという劇団さんの劇場「兎亭」。
本番を観にいったのですね、ここが二度目の邂逅。この時が凄かった。
彼は演出だったので出演はしていなかった、それなのに、後説が終わったら突然バック転!!!

なぜバック転、なんだかそれまで観た芝居をすべてかっさらうかのように、
演出がバック転。。。

ビビったと同時にうらやましくなったもので、後ほど彼に「なぜしたの?」と訊いたところ「だって面白いじゃないですか」みたいな原初的な理由、、、だった気がします。「ああ、変態が1匹・・・」ということがあり、更にその終演後は、どういう訳か立夏、手塚、小林という3人だけが残ってお祭り騒ぎでした。

小虎「獣さん、こんな感じでしょ!カーンカーンカーンカーン!(←「群集~」の電車のマネ)」
小林「ちげえよ、こうだよ!カーンカーンカーンカーン!」
小虎「こうですかぁー?カーンカーンカーンカーン!」
小林「ああ!むかつく!」
伊織「ノックはこうですか?先生!先生!(←「助ける」の小林のマネ)」
小林「こうだバカもの!先生!先生!」

※この伊織さんというのは、伊織夏生さん。solty rockの代表さんです。

!!やんややんや!!やんややんや!!

と、他人様の劇場で大騒ぎをして去ったという訳です。
お邪魔しました、ありがとうございます、と改めまして。


そして、次に小虎とちゃんと会ったのが、舞台芸術創造機関SAIでした。
こちらのブログでも紹介しておりました団体さんです。

獣も以前に参加した「まめ芝 其の伍」というイベント。今回は「其の陸」として「車曳」に参加したのです。まさかまさか、そうして共演するとは思いもしませんでした。二人とも、ゾンビとして出ました。
どうやら生きてちゃあいけない存在だったようですね。にこにこ。


「わたしはかもめ…」

その公演の際、「獣出ない?」と事あるごとに言い、「だって6月本番だもん!」と言っていた彼が、どういう訳か出ているのです今回!

小虎という人は、たぶんすごく理論的であり感覚的であり、その実、まさに珍しい、美しさを兼ね備えているように見えるんですね。写るんですね。普段ですと、「こうですかあー?」ととにかく稽古が嫌い。ちょこちょこネタを入れる。バレなければやる。その強靭な「遊び心」たるや。ちゃんと適当。無感情。ロボコップ。しかし嘘がない、鋭きメス。切れるナイフ。立夏曰く「風邪ひいてるぐらいがちょうどいい」ら・し・い…


「虎から猿へ"斉天大聖"」

さてさて、せっかくトリですのでもうちょっとだけ。これを書いていませんでした。
西荻小虎氏は、劇団EgHOSTの代表なのです。2014年2月14日、バレンタインデーとともに生まれた劇団。また8月に公演をおこなうそうですよ。→http://eghost-love.jimdo.com/

っ!!
次回公演の情報を見ましたところ、はい、横山大河さんも出演するそうです。
リアルに驚きましたよ私。はい。


ちなみに、小虎氏の演出方法ですが、獣で披露してくださいました。

立夏に「やっぱり役者っていうのはさ…」




「苦しんでこそ輝くんだ!!」


突如飛出し、手塚に四の地固めを決める
叫ぶ手塚、手伝う藤長(おいおい)




「あばよ!!」


残像となる虎。たもとには茫然自失の手塚。
なんという愛しき哀


さて、獣の仕業、これにて出演者紹介は終わりです。
とうとう来週本番です。

皆様のご来場、お待ちしております。ありがとうございました。


小林








「苦しんでこそ輝くんだ!!」


「劇場で僕と握手…」

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