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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

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獣の仕業「ヴェニスの商人」◆初日終了致しました!


初日ご来場ありがとうございました。本日もpit北/区域で皆様をお待ちしています。
※真ん中の金髪美女(のように見える方)は初日受付をしていただいた「コジョ」のコイズミ氏です。


 立夏です。
 獣の仕業「ヴェニスの商人」[Kingdom Come] 無事に初日終了致しました。
 お足元の悪い中ご来場頂いた皆様、ご声援下さった皆様には深く御礼申し上げます。

 初日の幕が開いて最初のお客様にお見せした瞬間に稽古場で作ってきたものがようやく「物語」になるような、特に今回はそう言う気持ちが強いです。

 色々なところで謳っているとおり今回の作品はお客様への「問い掛け・提示」の形を採っているので、皆様がこの作品をご覧になって一体どのような気持ちになるのか、大変興味があります。

 わたしたちの作品を通して、
 「自分はこんな風に感じた」
 「シャイロックは本当はこう考えていたんじゃないか?」
 「アントニオはああいう風に見せていたけど、自分は違う考えを持っている」
 「あのシーンはどういう意図で作られていたのか?」
 たとえばこんなご指摘や、ご質問、議論を交わせれば…、これ以上の幸せはありません。

 そして「まずはシェイクスピアの原作を読もう」ですとか「他の作品も知りたいから別の劇団のヴェニスの商人も探してみよう」と思って頂けることも、とてもとても嬉しいです!
 シェイクスピアの作品が観客の皆様にとってもっと身近なものになったり、何かを話すときのキッカケになったり、そんなことが起きたら…と言う私たちの気持ちも込められています。


 「こりっち舞台芸術!」と言う演劇ポータルサイトは、みなさまの観劇前の「観たい!」コメントや観劇後のレビュー「観てきた!」を書き込むことができます。


 ご観劇を迷っている方は「観てきた!」をご参考に(ただし多少のネタバレがあります)、

 これからご来場の方は「観たい!」にご声援もしありましたら、

 ご観劇された方は上記のようなご感想、ご質問、ご指摘など…


 もしお時間ございましたら何か一言だけども一同嬉しいです。
 ※閲覧は登録なしですることができますが、「観たい!」「観てきた!」コメントは書き込みにサイトのメンバー登録が必要です。


皆様のご来場 一同お待ちしております! ※写真は大変珍しい「獣の仕業」団員全員集合写真



獣の仕業第九回公演

「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]
チケット予約受付中
当日券あります!

会場:pit北/区域(最寄り駅:JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子」駅)
◆公演特設ページはこちら◆

2014年11月
1日(土)14:00/19:00 終了しました。ありがとうございました。

2日(日)14:00/19:00 2日のご予約のみ下記メールまたはお電話にて受付!

3日(祝)13:00/18:00 Webでご予約可能です。

【メールまたはお電話でのご予約】
MAIL: swz@live.jp
TEL:090-2750-9136
上記ご連絡先に、お名前(フリガナ)、ご連絡先、ご予約日時・枚数をご連絡下さい。
※携帯からのご応募の際にはメールフィルターの設定を解除していただくか、
「live.jp」を指定受信設定していただくようお願いします。

※ 11月3日のみ各開演時間が一時間早いのでご注意下さい。
※ 上演時間は80~85分を予定しております。

携帯からの予約はこちらをクリック!


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獣の仕業ヴェニスの商人◆会場物販ラインナップ


第八回公演「空騒ぎ」本番映像DVDには副音声特典で全編コメンタリーが収録されています!

 獣の仕業第九回公演「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]がいよいよ本日11/1が初日となりました。
 開演に先立って、会場内で販売されております物販のラインナップを紹介致します!

 前回公演「空騒ぎ」からスタートした会場物販、気軽に買えるあんなモノから、本番の臨場感を何度でも味わえるようなこんなモノまで、新作の追加もしております。
 是非劇場で、お手にとってみてください!


1. 第八回公演「空騒ぎ」 DVD


小林と雑賀のジェケットが目印!

 満を持して・・・獣初の本番映像のDVD化です!
 前回公演「空騒ぎ」[Much Ado About Nothing!] の雰囲気をそのまま詰め込んだトッテオキ。

 ご購入の皆様には以下の特典が同梱されています。本番をご覧になった方も新たな楽しみ方ができるかと思います。
・購入特典:副音声 立夏+小林龍二+藤長由佳による全編コメンタリー
→ 三人が時に芝居の制作裏話を語ったり(時に完全リラックスムードで)、お喋りしています。一緒に家で上映会をしているような雰囲気に仕上がりました。
・ブックレット
→ 上演当時のパンフレットを元に大幅リデザイン! 写真付きの登場人物/出演者紹介や、当時の上演挨拶などが掲載されています。

2. 上演台本 NEW!


こちらも新作追加の「空騒ぎ」です。

 前回から引き続きの上演台本。今回は本公演「ヴェニスの商人」の上演台本も取って出ししております! ご観劇後活字でご覧頂くとまた違った雰囲気が味わえるかと思います。ヴェニスの商人も含めたラインナップは以下の通りです。

・第五回公演「せかいでいちばんきれいなものに」[Today]
・第七回公演「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」[The Requiem for my Crowds, my Monsters, and my Lives]
・第八回公演「空騒ぎ」[Much Ado About Nothing!] NEW!!
・第九回公演「ヴェニスの商人」[Kingdom Come] NEW!!

3. 獣ちゃん・こばぬん缶バッヂ NEW!


パーカーにまとめて付けるといいかんじです。

 今日の思い出として気軽に買えるようなモノが欲しい…、日常で使えるようなモノが欲しい…。そんな思いから作成された缶バッヂ。前回公演でのお客様の「もう少し大きいサイズはありませんか?」のご要望に応えて、新作を追加しました。
 獣ちゃんとこばぬんが二匹一緒のデザインです。帽子や鞄に仲良くお出かけしていただければ幸いです。
 前回公演と同じデザインの獣ちゃん・こばぬんの各ソロデザインも継続して販売しております。ヌンヌン!

・獣ちゃんバッチ(小・黒)
・こばぬんバッチ(小・白)
・獣ちゃん・こばぬんバッチ(青・大)NEW!!

 以上が本公演のラインナップです。
 獣の仕業の公演の思い出を、劇場から出た後も楽しんで貰いたい…そんな気持ちから始まった物販です。もう一度おうちで上演会をしたり、あるいはゆっくり活字で読んでみたり、またあるいは気軽に持ち運んでみたり・・・、色々な楽しみ方をご用意致しました。
 お気に召すモノがあれば、嬉しいです。


物販は上演前と終演後に販売しております。
 上演前はスタッフに、終演後はお近くのスタッフまたはキャストにお声がけ下さい。



獣の仕業第九回公演

「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]
チケット予約受付中
当日券あります!

会場:pit北/区域(最寄り駅:JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子」駅)
◆公演特設ページはこちら◆

2014年11月
1日(土)14:00/19:00 1日のご予約のみ下記メールまたはお電話にて受付!
2日(日)14:00/19:00 
3日(祝)13:00/18:00

【メールまたはお電話でのご予約】
MAIL: swz@live.jp
TEL:090-2750-9136
上記ご連絡先に、お名前(フリガナ)、ご連絡先、ご予約日時・枚数をご連絡下さい。
※携帯からのご応募の際にはメールフィルターの設定を解除していただくか、
「live.jp」を指定受信設定していただくようお願いします。

※ 11月3日のみ各開演時間が一時間早いのでご注意下さい。
※ 上演時間は80~85分を予定しております。

携帯からの予約はこちらをクリック!



王子pit北/区域 劇場アクセス(写真解説付き)


王子pit北/区域へのアクセスを写真付きで解説します。ご来場の際にご利用ください!

 獣の仕業「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]いよいよ初日となりました。
 ご来場頂く皆様に王子pit北/区域への劇場アクセスを写真付きで解説致します。
 王子pit北/区域に初めてご来場される方、久し振りでどうだったかな? と言う方、ご来場の際にこちらのページをご確認ください。

 なお、道に迷われてしまった場合には 090-2750-9136(制作)までお電話ください。


〒114-0002 東京都北区王子1-13-18 B1,2
・JR京浜東北線「王子」駅「北口」より徒歩2分
・東京メトロ南北線「王子」駅「5番出口」より徒歩0.5分
・都電荒川線「王子駅前」駅より徒歩5分


アクセス詳細

※ 京浜東北線「王子」駅からの行き方を記載します。
  都電荒川線「王子駅前」駅および南北線「王子」駅をご利用の方は間に注釈を記載していますのでご確認ください。

1. 京浜東北線「王子(おうじ)」駅 「北口の改札を出ます。

※出口は複数ございます。ご注意ください
※都電荒川線「王子駅前」駅をご利用の方は下車後京浜東北線「王子」駅に向かって下さい。赤羽方面に線路沿いに進みますと京浜東北線「王子」駅「北口」に合流できます。


北口改札を出てすぐはこのような風景です。遠方左手にりそな、みずほ、UFJ銀行などが見えます。(写真だとUFJは見切れていますが…)


2. 改札を出て「北口バスロータリー」を右手に見ながら、JRの線路沿いに赤羽方面へ進んでください。

三菱東京UFJ銀行りそな銀行の方面です。

3. 正面に「三菱東京UFJ銀行」が見えたら、進行方向右手に曲がり、「みずほ銀行」の角を左へ曲がって「北本通り」(国道122号線)へ入ってください。

上記写真の右側方向へ進んでください。

4. 道の左手に「PRONTO」が見えたら、進行方向正面の横断歩道を渡る

PRONTOが見えたら、

こちらの横断歩道を渡ります。

5. 北とぴあの目の前、Y字路の間に立つ黒壁の建物が劇場です。

目の前に劇場が見えます。「pit北/区域」と書いてある黒い看板が目印です!

※ 南北線「王子」駅をご利用の方は、5番出口を出ますと上記の写真の場所に出ます。5番出口出てすぐ左手が劇場です。


皆様のご来場をお待ちしております!



獣の仕業第九回公演

「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]
チケット予約受付中

当日券あります!

会場:pit北/区域(最寄り駅:JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子」駅)
◆公演特設ページはこちら◆

2014年11月
1日(土)14:00/19:00
2日(日)14:00/19:00
3日(祝)13:00/18:00

11月3日のみ各開演時間が一時間早いのでご注意下さい。
※ 上演時間は80~85分を予定しております。

携帯からの予約はこちらをクリック!






ヴェニスの商人本番直前短期集中連載◆出演俳優インタビューその5:雑賀玲衣


「結構アタシ妄想癖が激しいっていうか…」


 立夏です。
 本番直前短期集中連載として始めた出演者インタビュー、今回でいよいよ最終回となりました。
 以前は団員が客演陣を紹介するスタイルだったのですが私もその輪に入りたいなあと言う不純な動機も実はちょっと否定できないこの企画、実際に話を聞いてみるとインタビューと言う体を借りていつもは聞けないようなことが聞けてしまったり、「実はそんなこと考えていたのか」と意外な一面があったりして、私個人としても沢山のキッカケがありました。

 ラストを飾る雑賀玲衣はすでに獣ではおなじみでファンの多い女優さんですが、実は団員になったのは2011年から。普段あまり自分の話をしない彼女なので、私としてもインタビューを楽しみにしていました。気が付けば過去最長インタビューに!理由は私が喋りすぎたからです!(これでもカットしてるんですが…)

 入団したときの思い出話も語りつつ、今回の役どころについても聞きました。どうぞ!


# 以前のバックナンバーはこちらです。併せてご覧頂ければ幸いです。
第一弾:小林龍二
第二弾:きえる
第三弾:藤長由佳
第四弾:凛子


◆ 共演者がどういう反応を自分に対してしてくれるか?そこから自分の役が立ち上がっていくというスタンス

インタビュアー立夏(以下省略):
─ あの、今回は初めての男役※ということですけれども、その辺りどうすか?

※ 雑賀は今回男役に挑戦します。その他の配役発表はこちらから!
→ ◆本番直前!◆ヴェニスの商人登場人物・配役紹介



雑賀玲衣(以下:雑賀) どうすか?(笑)

─ ああ、ちょっとザックリしすぎてる?

雑賀 大丈夫です!(笑顔で)でも特に今迄と「役に対して」と言う部分で…「男役だから」意識して換えている部分は、うん、ないですね。今迄通りやってます。

─ じゃあ今迄と役に対する向き合い方としては変わっていないと言うことかな。あの、じゃあちゅん(雑賀のあだ名です。以下全部「ちゅん」です)が役作り…いや、「脚本に取り組むとき」に個人的に心がけていることとかありますか? 「こういうことは大事にしている」とか、反対に「こういう部分はあまり気にしていない」とか、そういうような。

雑賀 あんまり、自分一人で脚本を読み込んできたりとか、一人稽古とかは、やってないです。

─ あっ、そうなんだ!

雑賀 そうなんです。(舞踏表現箇所の)振りとか動きが決まったときには自宅で稽古や確認をすることは良くあるんですが、まだそういうのが全然決まってない役作りの段階の時にはひとりで脚本を読み込んだりって言うのがなくって。稽古の場に来て、相手(の役者)がどういう反応を返してくるのかな・って言うところから作っていくようにしています。



─ 稽古場で出来上がっていくモノの方が重要、って言う考え方で正しいかな?

雑賀 そうですね。もうほんと、稽古場でばっかり。

─ 今の聞いてちゅんに対して思ったのは、ちゅんは稽古の一番最初の読み合わせの時が凄くこう… フラットというか… プレーンだよね。

雑賀 そうですね。

─ それは今の話を聞いてて「あ、確かにそうだな」と思ったんだよね。なんかこう…なんだろう。その…、初読み合わせの前に私が(役者に)脚本を渡すとするじゃない? そうすると(初読み合わせの時に)何らかの「キャラクター」であるとかもしくは口調であるとかがもうガッチリ決まってる俳優さんって、自分のところでも他の座組でも見たことがあるのね。決まっていることは全く悪いことではないんだけど、とにかくちゅんはそれの反対だよね。もうちょっとあってもいいだろう(笑)ってくらい「持ってきた」という感じがない、そういえば。それはなんだろう? 何か意図があったりする?

雑賀 やっぱり…、何だろう…

─ 敢えてしないようにしている と言った方が近いのかしら?

雑賀 それはあるかもしれないです。結構アタシ妄想癖が激しいっていうか…、

─ あはは、そうなの。

雑賀 元々自分勝手って言うか、自分本位な演技に走りがちなんですよ。エチュードとかもだから、凄く苦手なんですけども…。だから自分だけで読み込んで役作りして「こういう『読み方』にしよう」とか事前に決めてきちゃうと本当に「自分ひとりで作りました」ってものができてしまう気がして。で、自分だけが楽しいものになってしまう。でもそれって違うじゃないですか。だからそこは、甘えてますね、獣の皆さんに。みんながどういう反応を自分に対してしてくれるのかな? って所から自分の役が立ち上がっていくというスタンスです。

◆「役作り」と言う言葉について

─ 今「甘え」と言う単語が出てきたけども、私は聞いてた感じ甘えだとは思わなくて。例えばさ、自分でガッチリ役を作って来ちゃえばある意味安心はするじゃない。「これをやっていればいい」って言う、

雑賀 そうですね。

─ 役作りをする安心にはネガティブな面もあると思うんだよ。反対に、ちゅんみたいに何も作らない状態で稽古場に立つと言うのはそういう考え方の作り方の視点から見れば、凄く勇気が必要なのかもしれないよ。それは元々雑賀玲衣がそういう指向性なのかもしれないし、もしくは獣がどちらかと言うと稽古場で出来たものを重要視しているから、(雑賀が)それに合わせてそうなったのかもしれない。昔からそうなの? 昔って言うのはうちに入る前の、大学で芝居をしていたときは?

雑賀 結構大学のサークルでやってたときはキャラが立ってる役、ガチガチに性格が固められる役が多かったので、そうなってくると自分で家で(役を)作ってきちゃう…

─ 求められるしね。

雑賀 そうですね。分かりやすい、明解な、感じの、劇が、…多かったので。

─ ウチは分かりにくい、不明確な、感じの、劇ですけども(笑)

雑賀 人と人とのやりとりとか台詞だけじゃなくて、大きな動きや身体表現を使って、五感を使って見るモノ、獣の仕業の舞台のことを私はそう思っているのでだから台詞だけで読み込んでキャラ作りのようなことは獣ではできないと思っています。

─ 一般的に言われている「役作り」はウチではある時には不必要だったり、またある時には何かの妨げになってしまうことが何度かあったよね。ちゅんに限らず。

雑賀 ありましたねぇ…。

─ パッと最初の一言だけで人となりが分かってしまう芝居をすると、何だろう、「分かっちゃう」のって私少し苦手なのかも知れない…。芝居始まって三分くらい立って「ああ、この人ってこういう人か」って分かっちゃった瞬間にお客さんはもうその登場人物のことを見ないんじゃないかって私信じているところがあって。

雑賀 ああ、そうだ。私初めて(獣の仕業の)オーディションを受けに来たときに、例えば「腕を組んでる仕草でキャラクターを表そうとしてるんじゃないか」って立夏さんから言われました。

─ え!! あ、わー、そんなことを! 言ってました!?

雑賀 はい(微笑み)。それで第二回公演でご一緒させて貰ったときに言われたのは「自分のやりたくないことはやらないで」とも言われました。それは今も良く覚えています。

─ ああ、それは言うと思う。言ったと思う。

雑賀 今もそれは大切にしています。

─ ああああ、ありがとうございます…! 今は何だろう、今は「そう言う『振り』をしないで」って言葉に言い換えているかもしれない。

◆ 獣と初めてあったときの既存メンバーの当時の年齢になった

─ 意外と言うことは変わってないっすね。成長してなくてごめんです。

雑賀 最初に私と会ったとき立夏さんいくつですか? 私19歳だったので…

─ じゃあ私が24歳かな。ってことは今のちゅんの年だ!

雑賀 そうですよ~!! 何かそれを最近気付いて!

─ 恥ずかしいですねぇ。…頑張ります!

雑賀 へへへ。

◆ 世界の終わりに何を食べるかを妄想する

─ ちなみにさっき妄想が激しいって言ってたけど、今迄でした激し目の妄想はなんですか? あ…差し支えのないヤツでいいので。

雑賀 私、自分が入っている妄想ってしないんですよ。それこそ「獣のメンバーがこういう場所に立たされたらどう行動するだろう」とか「世界の終わりに何を食べるか」とか…

─ それは… 捗るねえ(笑)。役作りなんかそれこそ向いてそうな趣味なのにね。裏設定を考えたりとか。

雑賀 そうですかねえ? ああ、立夏さんが昔「群集~」のときに私の役の昔話※をTwitterで書いたじゃないですか。あれは捗りました。

─ 本番直前に勝手にああいう裏設定をね、私がブチこむんだよね(笑)。しかし裏設定ってのも良く分かってなくてさあ、結局裏は裏だから、芝居の精度以前にそもそもお客様には正確に分からないじゃない。芝居の物語の中にそれを補強する要素がないから「裏」な訳でね。でもあれかな、役者が自分の芝居をより良く駆動していくために必要なのかな? あくまで裏だよね。

雑賀 私は裏設定があると自分の中に落とし込めるっていうか。

─ 自分のエンジンになるような感じなのかしら。

雑賀 (作品を)良く消化できる気がします。

※ インタビュー中の「昔話」はこちら
「即興小説深夜特急深夜特急「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌・のうた」
2013年9月28日(土) ~ 2013年9月29日(日) 荻窪小劇場にて上演された
獣の仕業「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」の上演直前企画として
2013年9月25日(水)~9月27日(金)の三日間 24:00~25:00の一時間限定で
獣の仕業脚本演出の立夏が即興で散文をTwitterに連続投稿した「深夜特急」のまとめです。

◆ 小学校の時、女子の喧嘩チャンピオンだった

─ (ちょうど稽古帰りだったので周りにいる他の役者に)誰かちゅんのインタビュー入りたい人いる?小林さん以外で。小林さん登場しすぎてるから! 他の人のインタビューに!

小林 ・・・。



凛子 いいじゃーん。みんなでお喋りしようよーぅ。

─ 何かちゅんに聞きたいことある?

きえる 普段何食べて生きているのですか。

凛子 きえるはちゅんの生態系を知りたいんだね!

雑賀 私朝ご飯いっぱい食べるんですよ。朝ガッツリ食べて、夜もいっぱい食べて、昼はホソボソと生きています。

きえる 凄く可愛いモノを食べてるイメージがあるんです。

雑賀 かわいいもの?

きえる ピンクの…

─ マカロン?

きえる 着色料的な…

─ アメリカ人だと思ってるの?(笑)

雑賀 最近は内臓系と刺激物が好きです。

全員 へええええ~。

─ 何か結構いつも決まった好きな食べ物があって、稽古場では常にそれを食べているイメージが。

凛子 ちゅんの「好き」って明確だよね。洋服とかもさ、ちゅんが好きそうな服を、ちゅんが着てる。

雑賀 今日は地味ですよ!

─ …ええっ!?

雑賀 …ええっ!?

─ これは地味じゃないんじゃない・・・・・・?


「今日は地味です!」と言っていたインタビュー当日の私服はこちら。皆様、どうですか…?

◆ 小学生の時、女子の喧嘩チャンピオンだった

凛子 ちゅんのあだ名の「ちゅん」って誰が付けたの?

雑賀 通り名です。アタシ小学校の時に女子の喧嘩チャンピオンで、女子で一番喧嘩が強かったんですよ。それでストリートファイターってゲームがあったじゃないですか、そのゲームのキャラクターの「春麗(チュンリー)」から…

凛子 ええ? そうなの!?

雑賀 小学校はそれでずっと「チュンリー」って呼ばれてて、中学高校はもっと素敵な名前でしたよ。「レディー」って呼ばれてました。高校の時に「レベッカ」と言う作品のデンバース婦人を演じていたのでそれからずっと…

─ …アタシそれ見たことある気がする。

雑賀 獣のオーディションでデンバース婦人やりましたもん。

─ ああああ! そうだよね!


確かに強そうです。


─ 最後に小林さん何かありますか? あの、アタシが「出過ぎだ」とか言ったからずっと我慢してくれてたと思うんだけど…

小林 何で本番だけあんなに声デカいんですか!!

雑賀 (笑)それは私自分では意識してないです! 本番だけ大きくしようとか考えていないです!

小林 ほおおお~…。

─ じゃあそんな感じで、最後にお客様に一言メッセージを!

雑賀 pitという洞窟で皆様おひとりおひとりと向き合い、語り合うことができれば、と。ろうそくを灯してお待ちしております。


─ 雑賀さん、ありがとうございました。インタビュー連載はこれで最終回です。最後までお読み下さった皆様ありがとうございました。楽しんで頂けましたでしょうか?


「ろうそくを灯してお待ちしております」


 # ちなみに最後のインタビューに藤長さんがいないのは藤長さんだけ電車が逆方向だったからです…。


獣の仕業第九回公演

「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]
チケット予約受付中!!

会場:pit北/区域(最寄り駅:JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子」駅)
◆公演特設ページはこちら◆

2014年11月
1日(土)14:00/19:00
2日(日)14:00/19:00
3日(祝)13:00/18:00

※ 11月3日のみ各開演時間が一時間早いのでご注意下さい。
※ 上演時間は80~85分を予定しております。

携帯からの予約はこちらをクリック!
























◆本番直前!◆ヴェニスの商人登場人物・配役紹介


「俺の役は何だい?」

 獣の仕業第九回公演「ヴェニスの商人」[Kingdom Come] いよいよ今週が本番となりました!

 そこでご予約頂いた皆様には予習として、ご予約これからの方には「どんな物語なのかな?」と言うのを知って頂く機会としてささやかながら「登場人物紹介・配役発表」をすることとしました。

 その登場人物を担う俳優を写真付きで紹介しつつ、登場人物の簡単な説明をつけさせていただきます。まずは登場人物紹介から。

※なお、配役発表とともに役の設定なども簡単に紹介しますので
 ・登場人物
 ・序盤のストーリー
 についてのネタバレ要素を含みます。物語の序盤の内容またはチラシから推察できる内容のみを記載しておりますが、一切の前情報なしでご観劇されたい方はここでUターン!推奨です。






 それでは登場人物紹介です。

 ここでまずご説明しなければならないのは今回の「ヴェニスの商人」では担当する俳優が固定していない or 一人の人間を複数で演じる登場人物が存在します。(以前このブログでも紹介した「一人二役」そして「二人/三人一役」の仕組みが採用されている作品です)。

 その為これから登場人物をひとりひとり写真で紹介していくのですが、写真には二人以上の俳優が写っている場合があります。
 その時には
「この登場人物はふたりの俳優が代わる代わる演じるんだろうな」
「全員でひとりの人間を表現するのかな?」
 などと想像して頂けたらと思います。


 それでは緒言はこの辺りにして、ご紹介します!

シャイロック/SHYLOCK

富のあるユダヤ人、ジェシカの父親
「アントニオ。貴方は私を、邪教信者だと、人殺しの犬だと呼んで、この上着へ唾を吐きかけなさった。私が私の子羊を利用した事を不埒だと言って。じゃあ今頃になって、私に用があるんだね。私は何と返事をしよう…。」

 当時のヴェニスでは他の地域に比べユダヤ人にも権利が与えられていたため、たくさんのユダヤ人がヴェニスに移住してきていました。
 しかしユダヤ人は劣った人種であるとされその権利には一定の制限がありました。代表的なものとしては隔離区(ゲットー)への居住をすることや、不動産などの固定資産を持つことが禁止されていることなどです。その為、当時は生計を立てるために金貸し(今で言う金融業です)をしているユダヤ人が数多く存在しました。
 金融業というと今で言えばエリート・憧れの職業・そんなイメージですが、当時は「人に金を貸し付けて余分に返して貰う狡猾な仕事」と認識され、まして世の中に貢献する仕事とは思われていませんでした。
 シャイロックは利息で富を得てたくさんの財産を持っていますが、一方でイタリア人のアントニオには高利貸しと罵られています。


アントニオ/ANTONIO

ヴェニスで貿易商を営む商人
「いいですかバッサニオ…。私が貴方の為に全力を尽くすのをお疑いになさるのは、ありたけの私の財産を浪費なさるよりも私に対する侮辱です。ですからただどうすればいいかをいいなさい。」

 原作の「ヴェニスの商人/The Merchant of Venice」はこのアントニオのことです。
 商人/Merchant はお店を営む人ではなく船で商品を運んで輸入/輸出をする「貿易商」のことを指しています。彼はこの仕事で多くの富を築き上げました。
 また、その富のため金銭の上で頼られることが多く、友人や頼まれた人に金を貸すことが多いようです。その時無利子で貸すことを信条としているためシャイロックの商売の邪魔になっています。彼もまた多くのヴェニス市民と同じようにユダヤ人を劣った人種と考えていて、高利で金を貸し付けるシャイロックには特に、特別の思いがあるようです。
 そんな彼が親友のバッサニオのために、「自分の肉」を抵当に入れてシャイロックに金を借りに行く── これがこの物語の始まりを告げます。


バッサニオ/BASSANIO

アントニオの友人、ポーシャの求婚者
「もし私に財産があって、他の手合いと同等に競争できるなら成功は、大丈夫だと、この心が確信しているのです」

 先に述べたアントニオの親友であるバッサニオは、ある女性に恋をしました。ベルモントの屋敷に住む女主人ポーシャです。彼は以前金の遣いが激しいために財産をなくしてしまいました。そのためアントニオにも度々少額の金を借りているようです。
 そこで彼は言います。「けれど貴方の親切を信ずるからして、敢えて何もかも、…負債を消す為の計画を何もかも打ち明けるんです」と。
 ポーシャに求婚するための支度金を、バッサニオはアントニオにねだります。しかしアントニオは貿易商、財産である積荷はちょうど海の上にありました。アントニオに金を貸しそうな男を訪ねてみろと助言され、バッサニオはシャイロックの家の扉を叩くのでした…。


ポーシャ/PORTIA

富のある若き女主人
「『選ぶ』ということば。 ねえ、ネリッサ。私は恋人を一人も選ぶこともできない…。そして一人も、拒むこともできない?」

 バッサニオが求婚しようとする姫君ポーシャは、父親が亡くなったため若くして屋敷の女主人となりました。莫大な資産のためかその美しさのためか、沢山の男が連日彼女の屋敷にやってきては求婚を迫ります。
 父親は亡くなる前に遺言を残しました。「私が死んだら三つの箱を用意する。そこの箱の中に、金の箱にはがらんの髑髏を、銀の箱には盲目の道化を、そして最後の鉛の箱に可愛いお前の肖像を忍ばせておく。お前の肖像を選んだものと結婚しなさい。」
 ポーシャは思います。今私に手を伸ばす殿方達は何に恋をしているのだろうか? 私の財産なのか、私の美貌なのか、それとも? ポーシャは選択することについて考えます。


ランスロット/LAUNCELOT GOBBO

シャイロックに使える召使い
「シャイロックの旦那、俺はもう、ユダヤの召使いはごめんです!」

 ユダヤ人の一家シャイロック、ジェシカの家で召使いとして働いているランスロット。
 以前は上手く行っていて特にジェシカとはまるで友達同士のような関係を築いていたのですが、シャイロックと言い争いになったことから家を出て行ってしまいます。「きっと俺の心は、ランスロット・ゴッホーの心は、俺にかれこれ言いやしないだろう。俺がシャイロックの旦那を見捨てたって…」彼は自分にそう言い聞かせ、バッサニオの所の召使いなる約束をバッサニオと取り付けます。
 その後も、シャイロックの家に行ってバッサニオの夕食に招待しに行ったり、ジェシカの手紙をロレンゾに届けたりと、ジェシカの駆け落ちを手引きするために奔走します。
 彼はシャイロックの家の関係を破壊したいのでしょうか? そこにはまた違った意味があるようです。
 

ネリッサ/NERISSA

ポーシャの侍女
「ハァ、ポーシャお嬢様のお父様は生前、大変立派な方でいらっしゃいました…」

 ポーシャの屋敷に仕える侍女ネリッサ。高齢の女性です。獣の仕業版では一瞬だけ登場します。お見逃しなく!


公爵/DUKE OF VENICE

法廷の裁判長を務めるヴェニスの公爵
「シャイロック、これでよろしいか。どうだ!」

 当時何か諍いが起きて法廷の場で解決をしようとした際に、裁判長の役割としてその街で一番権威のある人物が判決を下すということがあったようです。
 シャイロックの法廷に立つ公爵は、シャイロックに命令を下します。「では閉廷だ、シャイロック、命令を聞きなさい」と。
 シャイロックはそれに対して控訴します。「聞いて下さい、皆さんどうか目を逸らさないで。教えてください、私は誰です!」
 この物語はシャイロックの「控訴」です。一度敗北した男が、もう一度あなたたちに問い合わせます。

ロレンゾ/LORENZO

ジェシカの恋人
「気をつけろジェシカ、夜の森には悪魔が隠れている。暗闇から悪魔は真実を手下に使うんだ、僅かの誠で引き込んで、深刻な結果で裏切るために!」

 その控訴裁判にロレンゾは証人喚問されませんでした。
 ロレンゾの証言の場では、登場人物の中の誰かが代理証言としてロレンゾの言葉を語ります。こちらは劇場でのお楽しみで・・・。



ジェシカ/JESSICA

シャイロックの娘、ロレンゾの恋人
「キリスト教徒の男ロレンゾが、シャイロックの娘ジェシカと恋に落ちて月夜に駆け落ちをする、私の反対弁論。1ポンドの約束も三つの箱も私は知らない、わたしは・あなたに・あいたい・ロレンゾ、」

 控訴したシャイロックに対して、反対弁論をする女。彼女はシャイロックの実の娘です。ユダヤ人であるがゆえに父親と同じ制限を受け、高利貸しの娘と罵られるジェシカ。
 彼女はキリスト教徒の男ロレンゾと恋仲になりました。
 そしてある時、決心します。「あの人とは血が繋がっている。でも、私とあの人の行いは親子じゃない」ランスロットに協力を仰ぎ、彼女は月夜の夜にロレンゾと駆け落ちをする計画を立てたジェシカ。
 そしてキリスト教徒に改宗し、夫と夫の神様に仕え、本当の自分に戻る、そう決めたのです。


 月明かりが差してきました。約束の時間。
 彼女は宝石箱を持って、煉瓦で封じられた窓を開け放ちます。



 最後までお読み下さりありがとうございました。

 最後に今回登板する俳優の顔と名前の紹介をさせてください。
 なるべく「いつも通り」「素の感じで」とお願いしているので先程の登場人物紹介の時の表情のギャップもオススメです。みんなゆるゆるです。

▲小林龍二


藤長由佳


きえる


雑賀玲衣


凛子


獣の仕業第九回公演

「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]
チケット予約受付中!! 当日券もあります。

会場:pit北/区域(最寄り駅:JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子」駅)
◆公演特設ページはこちら◆

2014年11月
1日(土)14:00/19:00
2日(日)14:00/19:00
3日(祝)13:00/18:00

※ 11月3日のみ各開演時間が一時間早いのでご注意下さい。
※ 上演時間は80~85分を予定しております。

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