忍者ブログ

獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

【盗聴本番直前連載】出演者紹介その5:手塚優希


これはいいてづか。

 立夏です。
 さて、獣の仕業「盗聴」[The Play]上演まであと3日です。3日ですって…。

 先日から「本番直前連載」と銘打って出演者紹介をはじめました。上演初日前日までに全員紹介しきる所存です。五十音で紹介しています。何とかなりそうな気がしてきました。何事もやってみるものですね。

 まずはバックナンバーの紹介です。
 さあさあお待たせしました。お待たせしましたか?
 第五回は「盗聴」が筆頭、「手塚優希」がいよいよ登場です。
 刮目せよ!


腹の立つ顔をしています。

 彼女が最後に獣の仕業に出演したのは「2015年5月」のd-倉庫出口なしフェスティバル。今自分で書いていて「そんなに前なのかよ」と思いました(そもそも獣の仕業が2016年は上演がないというのもあるのですが)。

 この期間に気付かされたことは「獣の仕業の手塚ファン」という方々がいらっしゃって、その方達はなんというか…その「組み合わせ」を気に入ってくださっているようなのです。
 ええ、ありがとうございます。
 ようやくご覧いただけると言うことで私自身も嬉しく思います。



 ところで私見ですが、女優としての彼女の中にはいろいろな「すき」があって、それぞれにそれぞれの魅力や役割を認識して「これもすき、そしてあれもすきだ」という認知になっているんだろうなというか、私は彼女のそういう多面的なところがいいなと思っているし助けられてきました。

 そして久し振りの獣……からの主演抜擢。

 実は獣の仕業として彼女を主演にするのはこれがはじめてです。第十一回目になるまで彼女を主役で書いたことはなかった。彼女は演劇人生これで主役が二回目だそうです。

「一回目は?」と聞いたら
「大学の卒業公演」と彼女は答えました。

 それは私が作・演出をしたヤツだね…

 ということで今後も私は、この世で唯一手塚優希を主演で作品を作る人間としての誇りを持って生きていこうと思いました。

 当然気合いも入ります。ですから演出の自分としては、だいぶ口うるさくヤンヤ言い続けていますが手塚さんらしい根性を見せ続けてくれています…。



 そんな彼女、稽古場では持ち前のウザさを発揮し休憩中はみんなにやっかまれ、帰り道では持ち前のおしゃべりのつまらなさを発揮しもっぱら私の反感を買っています。

 しかし彼女は毎日、強く生きているのです。

 そんな彼女の魂に捧げる歌、それが獣の仕業第十一回公演「盗聴」[The Play]
 女優手塚の生き様、みなさま見に来てください。

 捨て身のリアリティ、これこそが「The Play」!



※ この手塚はフィクションです。




 まだまだご予約受け付けております。
 回によっては残り僅かですのでご観劇予定がおきまりの方は、ご予約フォームからご希望の回のご予約をオススメいたします!

残席状況(1月11日現在)

1/14土
15:00…△
19:00…○
1/15日
14:00…○
18:00…○
◎○…残席あり/△…残り僅かです
※全ステージ増席いたしました。皆様のご予約心よりお待ちしております。


獣の仕業 第十一回公演

盗聴 [The Play]

日程:
2017年1月14日(土)15日(日)

開演時間:
14日(土)15:00/19:00
15日(日)14:00/18:00
会場:吉祥寺櫂スタジオ
料金:2,000円(前売・当日同料金)
リピーター割引:1,000円(半券持参・要予約)
※ リピーター割引は本公演の半券のみご利用いただけます。
※ 上演時間:80~85分予定

チケットご予約Webフォーム

作・演出:立夏
出演:手塚優希 小林龍二 きえる 雑賀玲衣 田澤遵 中野皓作(人体色彩画廊I'NN)
照明:伊藤将士
音響:阿部健司(MUGEN☆PROJECT)
カトリエという名の女がいる。カトリエは固定局用無線機のある家に住み、アマチュア無線を趣味としている。香炉という男が彼女の「犬」として契約し同居している。彼は心臓に病気があり一日一回薬を飲まなければ生きていけない。カトリエの家の近くには永遠という名の女が暮らしている。カトリエとは高校のときからの幼なじみだ。彼女はカトリエの言うことなら何でも聞く。「詩子のこと」があるからだ。さて、今日もカトリエの無線がとある電波を傍受した。それは彼女が最も愛する夕日という名の男、彼の電話の音声だ。カトリエは耳を澄ましている。笑っている。しあわせなのか。私には分からない。そして私の隣には女性がいる。名前は「詩子」── 彼女には「悪意」があった。
第十一回公演は獣の仕業の新境地。
くせ者6人が繰り広げる苛烈で過激で純粋な「悪意」にまつわる群像劇。
PR