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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

【盗聴本番直前連載】出演者紹介その1:きえる


トップバッターは今回4回目の出演であります、きえる!

 立夏です。
 さて、獣の仕業「盗聴」[The Play]まであと一週間となりました。
 そこで「本番直前連載」と銘打って出演者紹介をいたします。あと一週間であれば毎日やれば間に合う…はず…!

 今回は五十音順で掲載していきます。ということは…ということで…記念すべき連載第一回目トップバッターは「きえる」です。それでは、張り切って参りましょう。



 きえるは先程書いた通り今回四回目の出演。そのため彼女の紹介記事も何度も何度もかいているので正直もう彼女については書くことがありません。
 というのはまったくの冗談で、むしろ彼女はいくら書いても書ききれないほどの魅力を持っています。いつ見ても新鮮で、新しく、毎日がドラマティック。日々を一生懸命生きています。
 コロコロと変わる表情は、彼女の一番の魅力のひとつなんです。同じ人間のハズなのにまるでどれもが別人のよう…。
 
 魅力的…



 魅力的です…



 とても…



 魅力的…!!

※ 写真はすべて本人の許可を得て掲載しております。

 というわけで私はすべてのきえるが大好きです。ほんとうです。




 俳優というのは「別人になりかわる」「何かの依り代になる」ということが仕事のひとつではありながらも、同時に俳優本人の個性・本人の魅力が重要視されるという二律背反な職能を要求されます。本人でないなにかにならなくてはいけないのに、本人であることが重要である…ということです…。

 そういう観点で俳優という職能を考えたときにきえるはとてもすばらしい女性です。

「この台詞を、きえるが言うから良いんだ」
「この姿を、きえるが見せるからすばらしいんだ」

 私は稽古中にそんな風に思うことが良くあります。

 しっかり寝て、しっかり食べて、良く笑って、良く育ってくれればいいと願ってやみません。
 そして「盗聴」が今後の彼女の俳優としての成長のスタートラインになることを願っています。

 今回の「盗聴」ではそんな…私が思うきえるの魅力をこれまでとは違った角度から精一杯書かせていただきました。
 芝居を見たことがない方も獣の仕業って何だろう?と思っている方も大歓迎です。「きえるに会いに行く」そう思ってきていただくのも大歓迎です。
 きっと楽しんでいただけると思います。そして、みんなきっと彼女を好きになってしまうと思います。私はハマった側の人間です。

 もちろん、俳優としての彼女は…(見たことがある方には今更言うべくもありませんが)まあすごいです。あの手この手でどんどん存在を増していきます。たまに「それは反則だからやめなさい」と注意することもあるのですが、あのー、そこはー、…ご愛敬ということで。



 会いに、きてください。

 皆様のご来場、心よりお待ちしております!



獣の仕業 第十一回公演

盗聴 [The Play]

日程:
2017年1月14日(土)15日(日)

開演時間:
14日(土)15:00/19:00
15日(日)14:00/18:00
会場:吉祥寺櫂スタジオ
料金:2,000円(前売・当日同料金)
リピーター割引:1,000円(半券持参・要予約)
※ リピーター割引は本公演の半券のみご利用いただけます。
※ 上演時間:80~85分予定

チケットご予約Webフォーム

作・演出:立夏
出演:手塚優希 小林龍二 きえる 雑賀玲衣 田澤遵 中野皓作(人体色彩画廊I'NN)
照明:伊藤将士
音響:阿部健司(MUGEN☆PROJECT)
カトリエという名の女がいる。カトリエは固定局用無線機のある家に住み、アマチュア無線を趣味としている。香炉という男が彼女の「犬」として契約し同居している。彼は心臓に病気があり一日一回薬を飲まなければ生きていけない。カトリエの家の近くには永遠という名の女が暮らしている。カトリエとは高校のときからの幼なじみだ。彼女はカトリエの言うことなら何でも聞く。「詩子のこと」があるからだ。さて、今日もカトリエの無線がとある電波を傍受した。それは彼女が最も愛する夕日という名の男、彼の電話の音声だ。カトリエは耳を澄ましている。笑っている。しあわせなのか。私には分からない。そして私の隣には女性がいる。名前は「詩子」── 彼女には「悪意」があった。
第十一回公演は獣の仕業の新境地。
くせ者6人が繰り広げる苛烈で過激で純粋な「悪意」にまつわる群像劇。
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