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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

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「まめ芝。」その伍参加作品 獣の仕業番外公演「助ける」無事、終演いたしました。

こんにちは。
大変ご無沙汰しております。小林龍二です。

「まめ芝。」その伍参加作品 獣の仕業番外公演「助ける」無事、終演いたしました。
お忙しいなか、お越しくださったお客様方、本当に、ありがとうございました。
また、お越しいただけなくてもお越しになれない旨をご連絡くださった皆様、
更に、「行きたいなあ」と少しでも思ってくださった皆様
本当にありがとうございました。

私がこのように久方ぶりに筆?を取りますのは、
そろそろ、以前(と言ってももう数年前になりますが・・・)のように
「眼科の眼圧プシュについて」という平々凡々とした日常の一事に留まらないこと、
芝居などの話もできるのではないかと思ったためです。

と申しましても、そんな芝居の話も含めた上での
平々凡々な小林の日常綴り、
になると思います。
私は、元来おかしなもので、
他人様が面白いと思うこととは多少ずれたような琴線を併せ持っており、
それに触れたことの感動が溢れてしまったときは、
以前の「眼圧プシュ」のようなことを書くやも知れません。

どうか、その点につきましては
「あぁ、小林の琴線臨界点が突破したんだな」
と思っていただければ大変幸いに思います。

口上が長くなってしまいました。お時間、ありがとうございます。

改めて、「助ける」ご来場ありがとうございました。
演じた私が言うのも恐縮なのですが、なんでしょうか、
まだ語れないなあと思っています。
と申しましても、私のものも真実ではありませんし、
恐らく作家の立夏も、共演の手塚も、
ある可能性という話になるのでは、と不躾ながら考えます。

実際に稽古で作っていった段階から、
板に立った感覚は変わります。

この私、ユウリ(劇中には存在しなかった名前ですが)は、
真実なに者なのだったのか、
ヨルハ(手塚の役)にあった過去や未来、とは。
それは、当然憶測でしかありません。

これは、どの演劇にも当然あることではあるのですが、
私は最近、富に終演後、考えてしまいます。
答えが欲しい、という訳ではなく、
あの場で生まれた内部感覚はなんだったのか。
それを抱えていたいのです。


過去にやってきた、獣の仕業、という中で生きてきた、
もしかしたら今は魚になってしまったのか、それすら定かではない「彼ら」

コナガレ

汐(うしお)

山崎一平

寄る辺(よるべ)

流吾(ロダリーゴ)

ユウリ

彼らは、それこそ「昨日すれちがった私たちの亡霊」なのかも知れない。

「私がいる、私がそばにいる」
と言ったのは、彼らかも知れないと思うのです。

彼らのことはまだ、自分の中で鮮明に感覚
というかたちですら残っている。

「そこにいますか?」

「わたしには、あなたのことが、はっきりと、見えている」

今、つらつらと書いています。ただ私だけのものです。

これが正かは分かりません。
でも、正なのかも、分かりません。


次回は、再演です。
初めての、です。

第一回「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」です。
コナガレという男はここにいました。
次回もこの男がいるのかはまだ分かりませんしかし、
彼がいた世界そのものです。

ようやく、
ようやく「私は初めて魚(になった彼)の声を聞くことができる」
のかも知れません。

彼に助けられてきました。
彼のことも助けます。

次回、九月、荻窪小劇場にてお待ちしております。



最後になりましたが、
この場をお借りしまして、
今回、まめ芝。その伍およびOne'sスタジオにて大変お世話になりました、

「まめ芝。」その伍事務局として、
公演前より様々な調整・統括をしてくださった斉藤可南子さん

スタジオ劇場主で舞台、照明、音響など多岐に亘って運営頂き、
音照操作もしてくださった劇団一の会の皆さん

舞台監督に近い立ち位置で全体を統括頂き、
場内整備も担ってくださった新直人さん

制作面をすべてフォローして、
円滑な公演運営をしてくださった石黒礼子さん

カフェで美味しいお食事と温かい癒しをくださった
いちカフェ チャコさん

いちカフェ展示で小林と黄色いヒヨコを巡り合わせてくれた
F.P.デザインの皆様

本当に、本当にありがとうございました。
心から感謝しております。

今後とも、宜しくお願い致します。


皆々様、再三になり恐縮ですが、
ただただ、お伝え致します。

本当にありがとうございました。


獣の仕業 小林龍二
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獣の仕業「助ける」終演、ありがとうございました!

立夏です。
本日6月30日、獣の仕業「助ける」終演となりました。
ご来場いただいた皆様ならびにご声援下さった皆様、誠にありがとうございます。
また、一緒に公演致しました他団体様にもこの場にて深く御礼申し上げます。

今回は江古田の演劇祭「まめ芝。」に出演させていただきまして、獣としては初のショーケース公演となり、合同の公演とても楽しかったですし、勉強させていただきました。
普段自分のところの公演しかしておりませんので、他の団体様と比べて自分たちの劇団の事がよりよく分かったり、今回自分はワンズスタジオの全てのステージで受付をお手伝いしたのですが、…受付の大変さも骨身にしみました。今まで自分は向いてないのでと避けて通ってきたのですが、やっぱり何事も克服していった方が、やっぱり・いいですよね。

これからネットに頂いたお言葉などまとめていきたいなと思うのですが、
早速次の公演の準備も、同時に始めていく事になりまして、今回はいつものように開放感一杯というわけでもなく、またまた気を引き締めていかなければなりませんね。

今回ご来場いただいた皆様で、もし少しでも獣の仕業にご興味を持って頂けましたら、こちらのブログやHPをちょこっとのぞいてみて下さい。次の公演は9月末の土日です。ぜひまた劇場にて、皆様とお会いできる事・団員一同楽しみにしております。

本公演に関してについてはまたここのブログでゆっくり後書き致します。
本日は、とにもかくにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

それでは、ずっと撮り貯めていた写真を蔵出し致します。
ネタバレに断りを入れているとは言え、イメージや結末が想像できてしまいそうな写真は、上演前・中の公開を控えておりましたので、
本公演をご覧になった方は「あのシーンかな?」と、そして・ご覧頂けなかった方も今までご紹介した写真より少しイメージしやすくなっているかと思います。











繰り返しになりますが、皆様誠にありがとうございます。
芝居をはじめてもうすぐ10年、獣の仕業も5年目になりますが本当に、皆様のお力添えがあって自分たちが芝居を続けていられる事を切に強く思います。

ありがとうございました。


獣の仕業 主宰  立夏 拝

獣の仕業第七回公演(9月公演出演者募集)今月末〆切です。

更にもう1件。

獣の仕業の次々回公演は2013年9月「群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」です。
こちらの出演者を募集しております。

〆切は6月末なのですが、まもなくですね。。もし迷っている方いらっしゃいましたらぜひにご連絡下さい。
詳細・ご連絡方法につきましては、こちらのこりっち掲示板でご確認いただけます。(別ウィンドウが開きます)

また、獣の仕業のHPでは過去の公演写真と、脚本を見る事が出来ますので、こちらで獣の仕業はこんな感じ?というのをつかんでいただけるかと思います。
脚本は第三回公演のみですが、全文公開なので、参考になると思います。HPの過去公演ページからどちらもご覧頂けますので是非チェックしてみて下さい。こちらです。

明日と明後日で上演している「助ける」をご覧になっていただいて決めていただくのも良いかもしれません。
ちなみにこの公演には、第七回公演のチラシも入っています。ぜひ劇場でゲットです…!


さて、獣をずっと応援して下さっている方はご存じかも知れませんが、第七回公演は旗揚げ公演の再演です。ずっと再演をすることが小さな目標になっていたので、個人的には感無量です。
とはいえ、今から五年も前の作品ですので、そのままの脚本で上演ではなく、かなり大胆なリライトとなると思います。
頭の中には「これがいいかな、あれもいいかな」と妄想がぐるぐるしております。
この時が一番楽しくて、実際に書き出すと、なぜ書くと言ってしまったんだろうと本気で公開しているのが私の毎回です。
それでも終わると「次どうしようかな」とケロリと考えていて、私の周りは皆さんそんな方ばかりなので多分そういう才能なのでしょう。

少し脱線してしまいましたが、獣の仕業と一緒に作品の作り手になって下さる方、とてもお待ちしております。演劇経験不問です。どうぞどうぞ。

「助ける」に寄せて

今回の公演のタイトルは「助ける」です。

 舞台上には、女医と、かつて彼女の診療所に訪れ「あなたの患者だ」と進言する男が現れます。


 誰かが誰かを助けるというのは・どういうことなのか、と言う事を、私は近頃・ずっと考えています。今まで沢山の人に助けられて、ここまできました。けれど今まで私は、誰かを助けてきた事があっただろうか。無力な自分の手を、じっと見つめて、私達の手が今此処にあるということ、それについてだけただ書いたモノが「助ける」です。

 
 私は、今回の作品を自分の中ではあえて「この物語は」という表現をしないようにしています。
 今回は、多分、些細な違いですが、きっと物語ではありません。目を閉じればいつでも私達の側にあり、耳を澄ませればいつでも聞こえるような音程です。それを私は「ノック」と呼んでいます。

 日常を過ごしているときに、こつ・こつと私達の窓を叩く者がいます。それを何と呼んでいるかは、わたしたちひとりひとりが異なっている事でしょう。
 劇場に足を運んでいただいた皆様にとって、それが何に見えるか、「助ける」は獣の仕業からの「尋ね」のようなものです。


 さて、本日が「まめ芝。」イベント自体の初回でした。我々の出演する劇場「ワンススタジオ」は明日が初日となり、獣も明日開幕です。「私達の表現」ではなく、「私達と客席の皆様の表現」を作りに参ります。


 いつもより静かで・曖昧でいて・おそれのある作品となった「助ける」
 ぜひ劇場に会いに来て下さい。心より、お待ちしております。


 ここからは最終稽古の写真をアップしていきます。内容に触れたくない方は終演後にご覧下さい。




いよいよ獣の仕業「助ける」(まめ芝。参加作品)今週本番です。

こちらではお久しぶりです。立夏です。

いよいよ今週、獣が参加している江古田の演劇祭「まめ芝。」が本番です。
本日は会場であるワンズスタジオさんでリハーサルを行いました。

本日のリハーサルの写真は後日
まめ芝。事務局ブログにアップされると思いますので楽しみにしていて下さい。

この一ヶ月間、短い中での濃密な稽古は今までにない経験でした…
稽古中に撮影した写真を少しご紹介します。

そして一緒に、今回出演する役者ふたりを、この場で紹介致します。

---写真付きなので、若干ですがネタバレになります。苦手な方はお気を付け下さい







今回二人芝居なのですが、ひとりめは女優の手塚優希です。
「オセロ」のときのような情念溢れる芝居が素敵です。





今回はどんな「女」を演じるのか、楽しみにしていて下さい。






そしてもうひとりは小林龍二、獣の仕業の看板男優であり「眼光役者」と言われているとか…
こちらの写真も鋭い視線で手塚を刺しております。。

獣の仕業の中でも特異な存在感を放つ小林、
その空気感はぜひ劇場で味わってみて下さい。








役者にはそれぞれ千差万別の長所があるかと思いますが、
ふたりとも強烈な圧力のあるパワーアクターだと思っています。

稽古場でも毎週、食うか食われるかの戦いです…。

まだまだご予約受け付けております。
ご予約は、swz☆live.jpまたは090-2750-9136まで。

メールの場合は、
・お名前
・ご観劇希望日時
・枚数
・ご連絡先
を記載の上、お願い致します。

ご来場お待ちしております。



立夏