せかいでいちばんきれいなものに 次回公演 2012年03月10日 0 すでに日が回ったので、獣の仕業第五回公演「せかいでいちばんきれいなものに」、 いよいよ本日、上演となる。 今日リハーサルがあり、 そうか、と思いながら、舞台上を見つめていた。 答えを探そうと思って書き始めた。 そして、答えが何も見つからないまま、明るい場所のまま、寒がりながら、書き終えた。 その後、役者たちがそこに人間を乗せた。稽古場はいつも熱に満ちていた。 その矛盾した温度をありのまま固めたのが、寺田氏の照明と、阿部氏の音響であって、 最後に、今年閉館になる神楽坂ディプラッツが、 その世界を、明日のあの場所に広げてくれる。 答えは、ひとりひとりの中になら、確かなものがある。 役者ひとり、観客ひとり、みんながひとりきりで、きっと明日神楽坂にいる。 たぶん、けれど、でも、それでも、だから。色々な考えが過ぎって、消えていく。 上演時間よりも長い時が立ち現れれば、言葉よりも、体よりももっと、それを抱いた、すべてが立ち現れれば。 指を交互に組んで、息を吹き込んでみる。 おりてくればいい。 PR