7歳児、川を往く。 その他 2009年10月06日 0 こんにちは。小林です。 台風が近付いてるそうです。聞くところによると、最上級クラスらしいです。幽白に例えるならS級妖怪クラスらしいです。仙水以上。あ、そう考えるとこれはやばいぞ。 昔神田川の近くに住んでいた頃、けたたましく警報が鳴り響いて、台風で川が溢れたことがあった。大人は川となった道路を見下ろし、その恐ろしさを実感していた。一方の俺は、そこで泳いでいた。 水道橋にあったYMCAスイミングスクールで教えてもらったクロールで、水を切って泳いでいた。それもゴーグルまでつけて。途中手をガードレールに「ガン!」とぶつけて泳いだことを一瞬後悔したが、それでも泳いだ。アスファルトの上を7歳児が。楽しかったなあ。 でも、今考えると汚かった。要するに下水の中を泳いだ訳だ。雨で薄まっているとしても、下水なのだ。また、後に教師から聞いたのだが、マンホールも外れていたらしい。危なかった。吸い込まれて死んでいたかも知れない。 だけど当時の自分にしてみれば汚かろうが危なかろうが、永遠に続いているようなプールがそこに広がっていたのだ。泳がない訳にはいかなかった。しょうがなかったのだ。 そして、たっぷり泳いで、まるで航海を終えたコロンブスのような顔で帰宅すると、意外にも両親に罵倒された。 まあ、今考えると当たり前だと思う。同時に、またあんな風に自由に生きたいものだとも思う。でも、今裸で泳いだら逮捕されちゃうぞ。 しかし、雨、降るなら降る!降らへんなら降らへん!はっきりしなさい!差したり閉じたり手間だべさ! PR