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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

7歳児、川を往く。

こんにちは。小林です。
台風が近付いてるそうです。聞くところによると、最上級クラスらしいです。幽白に例えるならS級妖怪クラスらしいです。仙水以上。あ、そう考えるとこれはやばいぞ。

昔神田川の近くに住んでいた頃、けたたましく警報が鳴り響いて、台風で川が溢れたことがあった。大人は川となった道路を見下ろし、その恐ろしさを実感していた。一方の俺は、そこで泳いでいた。
水道橋にあったYMCAスイミングスクールで教えてもらったクロールで、水を切って泳いでいた。それもゴーグルまでつけて。途中手をガードレールに「ガン!」とぶつけて泳いだことを一瞬後悔したが、それでも泳いだ。アスファルトの上を7歳児が。楽しかったなあ。
でも、今考えると汚かった。要するに下水の中を泳いだ訳だ。雨で薄まっているとしても、下水なのだ。また、後に教師から聞いたのだが、マンホールも外れていたらしい。危なかった。吸い込まれて死んでいたかも知れない。
だけど当時の自分にしてみれば汚かろうが危なかろうが、永遠に続いているようなプールがそこに広がっていたのだ。泳がない訳にはいかなかった。しょうがなかったのだ。
そして、たっぷり泳いで、まるで航海を終えたコロンブスのような顔で帰宅すると、意外にも両親に罵倒された。
まあ、今考えると当たり前だと思う。同時に、またあんな風に自由に生きたいものだとも思う。でも、今裸で泳いだら逮捕されちゃうぞ。

しかし、雨、降るなら降る!降らへんなら降らへん!はっきりしなさい!差したり閉じたり手間だべさ!
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