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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

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◆本番直前◆「出口なし」[Huis Clos] 登場人物紹介

獣の仕業 d-倉庫@現代劇作家シリーズ5 参加作品「出口なし」
The Act of Beast [Huis Clos]
の上演がいよいよ来週となりました。

そこで本公演の登場人物紹介を写真付きで致します。

※ 本編のあらすじにも少し触れることとなります。
※ ネタバレが苦手な方は引き返して頂くかもしくは薄目でもって写真のみご覧頂ければと思います。


 まず、獣の仕業の「出口なし」では”ある宿の一室”で相宿となる三名を「生前」と「死後」の2パートに分けることによって、同じ登場人物を「二人一役」で演じています。
 そのため、一人の登場人物紹介に対して二人の俳優が存在しております。

ガルサン

ガルサン

「眠らないことはなぜ苦しいと決まってるんだ。 それは切れ目のない生活だからだ」
「ガルサン、それはどういう切れ目です?」

ガルサンは徴兵忌避の罪に問われ逃亡しました。そして銃殺されます。




イネス

「あたしには分かってるんですよ。あたしは自分の姿を鏡で映してみたんですからね」
「イネス、捨てるんだ。手を開いて離すんだ。でないと君は人を不幸にしてしまう」

イネスは交際相手とガス心中を図りました。その相手は…




エステル

「でも二年前、あたしはあの人にあって。この人こそと思うようになりました」
「エステル、エステルさん、あんたは何したの?」

金髪の女 エステル。彼女は夫以外の男に恋をし、その後肺炎になったと語りますが…



 それぞれの場所で命を落とし、そして地獄の一室である宿に訪れたガルサン、イネス、エステル。出口なしは他人同士である彼ら三人の対話です。
 そして獣の仕業では彼ら三人をそれぞれ二人の俳優が演じる、彼ら自身の内面の会話も舞台に立ち上げていこうとしています。
 その部屋には鏡がありません。しかし彼らは自分の心の中身に鏡を持ち、自分や他人に張り付いた自分自身をいつも見つめているのです。それは今生きている私たちにも同じ事が言えるでしょう。




ボーイ

ボーイ

「焼き串? ございませんよ。…冗談でしょう」


彼らを宿に案内するボーイ。





 以上で登場人物紹介は終わります。
 最後に、今回出演する俳優陣を紹介致します。


ガルサン(死後):小林龍二


ガルサン(生前・あるいは鏡/虚像):コイズミショウタ(コジョ)


イネス(死後):手塚優希


イネス(生前・あるいは鏡/虚像):藤長由佳


エステル(死後):きえる


エステル(生前・あるいは鏡/虚像):雑賀玲衣


ボーイ:佐藤辰海(guizillen)



獣の仕業 d-倉庫@現代劇作家シリーズ5 参加作品
「出口なし」
The Act of Beast [Huis Clos]

■チケットご予約■

【Webフォーム予約】
カルテットオンラインチケットフォーム 


日時:
2015年5月10日(日),11日(月)
10日(日)19:00/11日(月)19:00

料金: 前売2500円、学生2200円
    当日2800円、学生2500円
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