(今回の原作台本の一頁目。)
立夏です。
第八回公演「空騒ぎ」の出演者発表が3月30日になりました。
気が付けばあと4日と言う事で前回の記事に引き続き「空騒ぎ」出演者匿名紹介その2です。
前回の「空騒ぎ」出演者匿名紹介その1はこちらです。
前半4名を紹介しております。
ちなみに前回と重複しますがこの記事の楽しみ方としては
1. 「結局これは誰なんだ?」ともやもやする
2. 3月30日の出演者一覧を確認する
3. もう一度匿名紹介その1、2の記事を読む
4. 「で?結局これは誰なんだ?」とやっぱりもやもやする
という段取りになっています。
そんなモヤモヤ記事をご覧くださっている皆様誠にありがとうございます。
それでは後半戦の紹介に行きます。
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・ごにんめ
ぶっ飛んだセンスや飛び道具さ加減がピックアップされる事が多いようですが、私はこの俳優さんは一番に努力の人だと思います。シーンの意図も台詞の妙もなかなかすぐピンとは来てくれない代わり、自分が納得できるまで誰よりも本を読み込んできてくれます。
また、この俳優さんの眼光が獣の仕業の芝居の一端を担っていると思っていて、芝居の幕が上がって観客席からそれこそ芝居を「閲覧」している観客の皆様、その眼光にギロリと射抜かれた瞬間突如当事者のような気持ちになった事がある方も少なくないはず。
ご本人が「獣の芝居はお客さんと劇場との一体感が~…」と話していたのですがそれはこの方の持つ力が寄与している部分が多いと思っています。
・ろくにんめ
今まで出演されたことのないタイプの俳優さんです。今までの出演陣は団員客演含め「Aさんのこの部分だけはBさんに似ている」と言うのがあるのですがこの方は声質、要望、所作、パーソナリティ何処を取ってもニュータイプ。正に新しい風です。
そして、何事にも積極的に取り組んで下さり短時間でどんどん吸収して下さるそのまっすぐさが魅力です。
ご本人の資質も純粋な方でその吸収力でどんな芝居でもできるようになる方なのではないかと思います。まさに・・・透明な原石ですよ!だからこそ変な芝居を覚えさせないようにしないと…と演出家としては今から緊張感いっぱいです。
・ななにんめ
この人は一体何なのでしょう。訳が分かりません。個人的には「分かる」っていう感覚は結構危ないこともあるぞと思っておりますのでこの方の「分からない」は凄く「アリ」だと思っています。分からない求心力の俳優さん、それがこの七人目さんです。多分本番終わっても分かっていないでしょう。そして一生分からないでしょう。
初めてこの方を舞台上で拝見した時には至極純粋で熱血な役をされていたので何というピュアな方なんだと思っておりましたが実際はほぼ高田純次さんでした。あの時の気持ちを返してほしい(高田純次さんの純粋さを否定するつもりはありません)
個人的には今回の裏目標はこの俳優さんに勝つと言う事です。何が勝ち負けを決めるのかは、不明です。
・はちにんめ
私の知っている俳優さんの中で最も芝居の強度が高い一人です。何があってもぶれない強靭な軸があり、か細い声にも生来の意志の強さがにじみ出ています。…とご本人に言いますと多分「もっと揺らしたいんだよー!」と地団駄踏む様子が目に浮かぶようですが、見た目とは裏腹に心はいつも揺れ続けていて、その矛盾が両立がこの方の芝居が好きな一番の理由です。
それといつも有難いな・助けられているな・と思うのは「なんだかよくわからないこと」を「なんだかよくわからないこと」のまま演じてくれる事です。私の本は「なんだかよくわからないこと」が書かれていることが多くて、この方がいなかったら書けないシーンが今までたくさんあったと思います。
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と言うわけで以上8名様が今回の「空騒ぎ」の出演者になります。
男女も分からないように書いてみたつもりですが、いつも獣をごらん頂いている人はたぶんこれはあの人だな・・・と言うのは何人かは想像が付いたのではないでしょうか?
まあ何にせよ愉快な豪華メンバーです(まとまらない)獣の仕業第八回公演「空騒ぎ」[Much Ado About Nathing!]
日程:2014/07/19(Sat),07/20(Sun)
会場:千本桜ホール(〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-8-11)
詳細決定次第、随時お知らせいたします。
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