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獣の仕業のしわざ

劇団獣の仕業のブログです。 日々の思うこと、 稽古場日誌など。

「ヴェニスの商人」9/13,14,15・9/20,21 稽古場日誌


ホームの向かいからこんばんは

 立夏です。

 「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]チケット発売まであと1週間ほどとなりました。
 稽古場も本番に向けてさらにギュッとしていきます。
 シーンの稽古をするときの俳優の集中力が先週から特に高まってきたと感じています。厳しいこともよく言ってしまうのですが、良く付いてきてくれて、それどころか率先して場を高めてくれるような方もいて、本当に感謝しかありません。
 
 演劇を普段ご覧になっているお客様の中にはどの座組でも演出家が一番偉くて一番発言権を持っていて…と思っている方も多いかも知れません。
 当然、そういう座組もあるとは思うのですが、獣の仕業は多分そうではありません。
 「稽古場」と場所を限定するなら確実に獣の仕業の一番は、俳優。特に最近はそれを強く思います。みんなが稽古場に来てくれるから、私は稽古を付けさせて貰える。付けてやってる、じゃなくて、付けさせて貰っている。本当に有り難い。

 演劇に限ったことでは勿論ありませんが、ヒトが何かをするとき「~のため」と言うのは必ずついて回ります。行動の動機。手段と目的。お客様のために、スタッフさんのために、劇場のために、色々な「ために」がある。
 私にとってのはじめの一歩は、いつもこの稽古場から、そして「稽古場に来てくれる俳優のため」に。その癖失敗ばかりするけれど、この事を考えるととても素直な気持ちになって、そうして素直にやっていくしかないと、毎日襟を正してばかりです。襟が幾らあっても足りません。

 そんな俳優達の臨場感溢れる稽古の様子をブログ写真でお届けできたら良いなと思う・の・です・が…、俳優が集中しているときは大抵私も集中しているので写真を撮るタイミングを逃してばかりです。

 ですから今回の写真は大体息抜きのエチュードとか、休憩中です・・・残念・・・
久し振りに稽古場日誌を真面目に書いたにも関わらず、以下の写真たちは何だかどれもトボけたものばかりですがお楽しみ下さい。



 さて、俳優の小林龍二さんは「稽古着は黒以外ありえない!」と言う方です。
 ある日黒い服を忘れてしまいきえるさんの黒Tシャツを借りることになったのですが…



くびれ



まさかのくびれ 稽古場に一瞬衝撃が走りました。


発見! パーカーを着ればクビレを隠せる!


 食堂が併設されている稽古場ではのんびりお茶をしながら脚本の台詞の相談をしたり上演脚本や原作のテーマについて話し合ったりしました。


凛子さんが小林さんの買った食パンを食べたそう。


きえる「ひとくちください」


藤長「わたしもください」


「残りはおれのものだ!!」



チケット発売開始:10月1日(水) より

獣の仕業第九回公演

「ヴェニスの商人」[Kingdom Come]

会場:pit北/区域(最寄り駅:JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子」駅)

2014年11月
1日(土)14:00/19:00
2日(日)14:00/19:00
3日(月・祝)13:00/18:00

※ 11月3日のみ時間が一時間早いのでご注意下さい。
※ 上演時間は80~85分を予定しております。



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公演特設ページも近日公開予定です。今しばらくお待ち下さい。
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